ネパール旅行記15 1年ぶりのネパールはダルバートから

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およそ1年ぶりのネパール。カトマンズは全然変わっていませんでした。雑然とした感じも、未舗装の道路も、牛が普通に首都を闊歩しているところも。

やっぱりいいなネパールは。しかしバンコクでもそうですが、不逞な外国人があれだけ歩いていることを地元の人はどう感じでいるのでしょうか?それとも私の地元の名古屋でそんなに外国人を見かけないだけで、今の東京や京都はバンコクやカトマンズのように不良外国人ばかりなのでしょうか?

ゲストハウスは前回と同じところを訪ねてみました。さすがに1年前に泊まった私のことは覚えてはいませんでしたが、前回同様フレンドリーな笑顔で出迎えてくれました。しかし今回は軽いミッションがあります。それはバンコクからやってくる女の娘の分の部屋を予約しておくということ。そして空港までのピックアップをお願いすることでした。

一通り自分のチェックインを終わらせた後、宿のオーナーに相談に向かいました。オーナーは喜んで部屋の予約とピックアップを引き受けてくれました。これで一安心と久しぶりのカトマンズ観光に向かいました。まずは何といってもダルバートでした。私はネパールのカレーが大好きです。

彼女が来るまでの間にどこか小旅行でも行こうかと思いましたが、今回のネパール滞在は2週間でした。ポカラに再び行くこと以外は特に予定は立てていませんでしたが、短期でのトレッキングなど、時間に追われる旅程は性に合わないのでカトマンズで彼女が来るのをまったり待つことにしました。

といってもカトマンズは前回歩き倒しました。特にすることもありません。しかし私は沈没型のバックパッカー。ちなみにバックパッカーには大きく分けて2種類あります。ガンガン国境を越えて移動していく攻撃的なバックパッカーとのんびりまったり沈没する守備的なバックパッカーがあります。私は完全に後者でした。

好きな国。好きな街。好きな雰囲気。好きな店。好きな女の子。とりあえず、これ好きかも、と思ったら腰を落ち着けたくなります。そして気づけば何もせず数日・数週間てこともざらでした。それがゆくゆくタイのチェンマイに1年半居ついたり記事参照、ブラジルのサルバドールに半年いたり記事参照することになるのですが。

そんなカトマンズでの生活は、朝ゆっくり起きて、朝食兼昼食も兼ねていつものパン屋に行って2階のテラスでカトマンズの雑踏を眺めつつチャイを飲みつつパンを食べて、その後適当に街を歩き、インターネットカフェでメールのチェックをし、古本屋を覗き、宿に帰り昼寝をして、夕食を食べて、数件あるバーでお酒を飲み、寝る。

その繰り返しでした。うーんダメ人間。我が事と言え、およそ20歳の若者とは思えない生活をしていました。まるで定年退職した老人のような生活。しかし今とやってることは変わっていません。おそらくこの頃から今のような人間を構成する兆候が出ていたのだと思います。

そうして彼女がカトマンズがやってくる日を待っていました。



ネパール(絵を見て話せるタビトモ会話) (絵を見て話せるタビトモ会話―アジア)