ネパール旅行記20 1年ぶりのポカラは相も変わらず

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ちなみに彼女とは特に何もありませんでした。残念ながら。ただ新婚夫婦?の真似をしてカトマンズの街を一緒に歩いただけでしたが、それでも愉快な時間ではありました。まあ当時はそれくらい女気のない日々を過ごしていました。そう生粋のバックパッカーでした・・・まあただの奥手のチキンと言うこともできるのですが。

それから数日後、彼女がツアーでトレッキングに行くのを見送った後、私は再び懐かしのポカラへ向かいました。およそ1年ぶりのポカラ。そういえばポカラで一番最後の記憶は、見送ってくれた当時好きだった人に対して振り向かず背中越しで手を振ったという黒歴史。

それでもそれ以上に甘酸っぱい記憶のある大好きになった場所でした。ポカラへの道中は1年ぶりでも相変わらず崖ぎりぎりを走る危ないバスでの移動でした。幸いにも事故ることなくポカラに到着。前回泊まった宿はというと・・・やってました!

さすがに向こうは私の顔を覚えていませんでしたが、こちらはバリバリ覚えています。そう懐かしの親子の顔がありました。変わってないなー、とかなんとか言いつつ常連のように振る舞ってしまいました。まあ、その宿に泊まるの今回でまだ2回目だったんですけどね。

というわけで変わらない宿賃を支払い部屋に通されました。前回同様こざっぱりとした清潔な部屋。そして荷物を置くと早速屋上に向かいました。景色は変わりません。屋上からは、ばっちりアンナプルナとマチャプチャレを見ることができます。これこれ。そう思いながら1年ぶりにポカラに戻ってきたことを感慨深く思いました。

ちなみに今回、2回目のポカラに来た目的はと言えば・・・特にありませんでした。まあしいて言えば私事ですが、当時大学2年生だった私は大学を辞めるかどうかで悩んでいました。今から考えるとくそしょもない話なのですが、当時の私は結構真剣でした。

海外に人生の生きがい的なことを見出そうとしていたのもこの時からです。というかそれは今でも対して変わっていないので全く成長できていないのですが。とにかくポカラのあの桃源郷の様なところでじっくりゆっくり色々心を落ち着かせて考えたいと思っていました。

今から考えれば、そんな時間があるのならトレッキングに行くとか、エベレストのベースキャンプまで行くとか、いっそのことカトマンズで彼女と別れずに一緒について行ってしっぽり関係を深めれば良かったのに・・・なんて思うのですが、完全に後の祭りです。

まあ当時の私はそれくらい病んでいたということです。



ネパール(絵を見て話せるタビトモ会話) (絵を見て話せるタビトモ会話―アジア)

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