海外旅行中に私の心に突き刺さり人生を変えた友人からの名言

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人生を変える至言

今ままでの人生を振り返ってみて、これは名言だ!、と思う言葉を皆さんは誰かから贈られたことがあるでしょうか?どこかで誰かが言っていたような薄っぺらい言葉じゃなくて。もっとズキュンと胸を撃ち抜かれたような言葉。その後の人生を大きく変えられるような言葉。

まるで神からの啓示の様

私にとってのその人生観を大きく変えられた言葉は昔ネパールを旅行中に出会った人に言われた一言でした。その人は何故かバックパックの中にジャンベを入れていました。当時新人バックパッカーとして世界中を旅行していた自分にとって、なんでそんな重くて大きくて邪魔になるものをわざわざ持ち運んで、旅行しているのか、素朴な疑問がありました。

当時の私は、旅費は安ければ安いほどいい、荷物は少なければ少ないほどいい、と妄信していたバックパッカー原理主義者で、そんなかさばる楽器を持ち運ぶなんて、バックパッカーとして邪道だ、とさえ思っていました。

そんな時に言われた一言が”楽器の一つもできずに女が口説けるか!”でした。大した言葉じゃないのかもしれない。でも当時の私にはえらく響きました。突き刺さった。確かに!と。この人カッコいい、とすら思いました。

楽器の選定

というわけでさっそく楽器を始めようと思い、日本に帰った後楽器の選定に入りました。しかしジャンベはさすがに持ち運びが不便すぎるし用途が狭まる。ギターは今更感もあるし、ジャンベよろしく大きくて邪魔だ。何か、もう少し小さくて、洒落てて、かつカッコよい雰囲気が醸し出せる、そんな都合の良い物がないかと思い、探し回りました。

そして最終選考の2つに残ったのが沖縄三味線、三線でした。ちなみにもう一つの候補は中国の楽器の胡弓でした。両者ともサイズ的にギターほど大きくなく持ち運びやすいこと。そして始めるにあたり金額的にもお手頃であることなどが理由でした。

結果的には三線を選ぶことになるのですが、それは偶然にも、ちょうど同時期に地元の友達がたまたま沖縄にはまり、三線を始めたらしく工工四(楽譜)をいくつか購入し持っている、という情報が飛び込んできたからでした。これは丁度いい、と。また胡弓に比べると三線の方が、沖縄とはいえ日本の楽器であることも大きい理由でした。日本人として日本の楽器を弾くという意義も見出せると思ったのです。

また当時は高木ブーのイメージが強く選択肢から外したのですが、40歳を間近に迎えた今となっては、ウクレレもありだなと思います。ちなみに三線は胴に蛇の皮を使うのですが、これが本皮だとワシントン条約に引っかかるので、海外に持ち出す場合は、人工皮を選ぶ必要がありました。

あれから15年

それが今から15年ほど前。結局その後どうなったかと言うと1年ほどは一生懸命練習し、時には海外にも持って行ったりもしていたのですが、その後は楽器をやり始める人のお決まりのパターンを辿り、次第にやらなくなり、部屋のオブジェとなり、最終的にクローゼットのこやしとなってしまっていました。

しかしこれではもったいない、と思いつい先日日本に帰国した時に、どうせ時間はいくらでもあるのだから、と三線を持ち出すことにしました。弦はゆるゆるで調律が必要でしたが、まだまだ使えそうだ。今はパタヤの海を見ながら、昔を思い出しながら、ポツリポツリ弾いたりしています。いつかこの三線が実を結び、何かの出会いのきっかけになることを願いつつ。

そういえば海外に三線を持って行った時に飛行機の中でCAさんにそれはバイオリンですか?と尋ねられたのは今では良い思い出です。



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