初めてのウォーキングストリート
世界一の歓楽街。そこはまるで映画のセットのような非現実的な空間。嘘みたいな繁華街です。突入した時間が22時前ということもあり、まだまだ人は少ないのですが、それでも初めて来た友人は圧倒されて、口をあんぐりあけていました。リアルにそんな表情している人を私は初めて見ました。
とりあえず歩きますか?
>お、おう。
お上りさんか!
まずは500mほどあるウォーキングストリートを端から端まで歩いてみることにしました。ウォーキングストリートには、数十件のゴーゴーバーと数えきれないくらいのバービアが乱立しています。人の波をかき分けながら、首を左右に振りながら、ウォーキングストリートを歩きます。ちなみに最近では、ロシア人(と言っていた)の女性がいるゴーゴーバーもあります。
どこか気になるところがあったら入っていいですよ。
>・・・
もしもーし。
>・・・
どうやら友人は唖然とするのと写真と動画を撮るのに必死で私の声は聞こえていないようでした。仕方がないのでしばらく友人がしたいようにさせようと思い、彼の後ろを付いていくことにしました。まあ、あれだけたくさんの店を一度で網羅することは到底不可能なのですが、それでも友人は憑りつかれた様に見て回っていました。そして、ウォーキングストリートの端に到着し、やっとこっちを振り向いてくれました。
どこか気になるところありました?
>・・・たくさんあり過ぎてわからない。
・・・じゃあもう一回行きますか。
>うん
こんな感じで来た道を戻ることにしました。次はどこか必ず店に入ろうと約束していたのですが、残念ながら復路も往路同様、友人は物珍し気に店を外から見てばかりでした。そして再びスタート地点であるウォーキングストリートの入口へ到着。このままじゃあ埒が明かない。という訳で友人に提案しました。
このままだとどこにも入れずに終わることになりそうだから、とりあえず景気づけにどこでもいいから店入りません?
>・・・そうだな。任せる。
じゃあ一番有名なバカラにしましょう。
てなわけでいつものビッグマウスはどうしたんだ?というくらい縮こまっている友人を無理やり引きづるようにして歩き出しました。まあ、とりあえず一件入れば調子づくだろうと思い、有名店バカラに入店することになりました。