海外移住日記第83話 最後の最後におしぼり代をぼったくられる

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最後の最後におしぼり代をぼったくられる

友人が女の子を連れ立って近くのホテルに消えたのを見送った後、私はそこからちょっと奥に行ったところにあるバーに顔を出しに行きました。そしてそのバーで飲むこと30分。友人から連絡が入りました。終わったよーと。・・・早っ!・・・早すぎない?いや、こんなもんなのか?

まあとりあえず終わったといっているので合流することにしました。ダメだったのかな?それとも何かトラブル?そう思い友人の元へ向かうとホクホク顔のエビス顔で女の子とイチャイチャする友人の姿がありました・・・なんだただ早いだけか。まあ満足しているならそれで良し。どうせなら気分よくパタヤを後にしてもらいたい。そう思い一安心しました。

というわけで時間も午前4時前とまともな人ならもう少ししたら起きる時間。そろそろ引き上げることになりました。と思ったら友人が、最後にクイッティアオ(タイ風ラーメン)食べてパタヤを締めたい、などと言い出しました。仕方がないので深夜4時のパタヤを歩きながらクイッティアオを探す羽目になりました。日本ならこんな時間にラーメン屋なんてやっていませんが、ここは不夜城パタヤ。やっていました。

さすがに店じまいが近いようでしたが、滑り込みで椅子に座り注文しました。そういえば最近緊張がゆるみ切っていて値段チェックなんてしていませんでした。まあいいか。こんなところでボッタくられることもないだろう、そう思っているとまず運ばれてきたのは袋に入ったおしぼり。

・・・これって使ったらお金取られる?

>うーん、どうだろう?使います?

いや、いらない。

>じゃあ使わずに様子見ますか。

などとこそこそ話しているとクイッティアオが運ばれてきました。それは魚介のだしが効いて意外にも美味しい一品でした。これは当たりだ。そういいながら深夜の4時にラーメンにがっつきました。そしてお会計。まあ時間も時間だし、二人で100B(一人50B(約150円)※通常屋台で食べると30Bから40B)くらいかなー、とか思っているとお会計の金額は150B。ばっちりおしぼり代をとられていました。

おしぼり使ってないよ、と言っても無駄でした。もっと戦うこともできましたが、せっかくのパタヤでの一夜を麺屋での口論で嫌な終わりにしたくなかったので、まあいいか、と支払うことにしました。そうして夜の8時から朝の4時まで計8時間。40を手前にしたおっさんふたり(友人は私の一つ上)にしてはなかなかの長期戦を終え、寝床へと向かいました。