中東旅行記14 汚い死海に渋々入る

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結論から先にいうと、私はイスラエルに向かい、他の3人はイスラエルには行かない、ということになりました。当時迷ったらとりあえず行っとくか派で凡人だった私。そして輝かしい未来があるエリート組の3人。そうばっちり道が分かれてしまいました。

彼らからは再三、危ないですよ、何かあったらどうするんですか?海外旅行保険入ってないのに・・・とか言われましたが、私はとりあえず行ってみることにしました。まあ今から考えると最後の海外旅行保険のくだりは我ながら馬鹿だったなとは思います。それにしても当時何で無保険で世界中うろうろしていたんだろう。

しかしまあイスラエルに行く前にヨルダンにはまだ行っておきたい場所がありました。それは何と言っても、死海(DEAD SEA)、でした。誰でも一度は名前くらい聞いたことがあるかと思います。そう。あの死海でした。

ちなみに死海とは、塩分濃度が33%と高く(通常の海水の塩分濃度が3%ほど)ということもあり生物の生息に適していません。そして何やかんやあって体が浮くあの湖です。当時ミーハーなバックパッカーでもあった私は、是非ここにも行ってみたいと思っていました。それは他の3人も一緒でした。

そしてアンマンに到着した翌日。朝早く起きて皆で死海に向かうことにしました。死海までの道のりは・・・今ではどうか分かりませんが当時はいくつかのバスを乗り換えて行きました。あんまり覚えてない。何やかんやあって到着したのは、ビーチ・・・と言うのが、はばかられるような荒れに荒れた、ただ死海沿いの荒涼とした場所でした。

これは・・・確かにここが死海らしいけどこんなところ長居できないぞ・・・そこは砂浜などありませんでした。下は岩と言うか小さい石でごつごつしていました。そして目の前に広がるのは汚い死海。なんかドブ川みたいでした。

・・・まあここに着いてしまったものは仕方ありません。せっかく来たんだからとりあえず入るだけ入っとくかということになりました。そう。あの例の、死海で浮いているところを写真に撮ろうとなりました。そして撮るだけ撮って帰ろうと。そして交代で死海に入ることにしました。

今から思えば、お金をケチらずお金を払ってちゃんとしたビーチに行けば良かったと思います。しかし当時は皆貧乏パッカー。誰の口からも”お金払って綺麗なところに行こう”なんて言葉は出ませんでした。

イメージ図↑

私たちが汚い死海に入っている頃その対岸にあるイスラエル側には、ちゃんとしたビーチがあるのがうっすらと見えました。それを眺めると少しだけ、自分たちの姿が情けなくなったのは私だけではないと思います。

そうして死海に入るだけ入って、写真を撮るだけ撮った私たちは逃げるようにアンマンに戻ることにしました



死海のほとり (新潮文庫)

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