海外移住日記第89話 パタヤからシラチャに帰れなくなる

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そんなパタヤでの遊びにはまっていた時のこと。一度パタヤからシラチャに帰ることができず、パタヤに強制一泊したことがありました。あれは確か火曜日の仕事終わりのこと。その日、いつものようにパタヤのホテル前で女性と会う約束を取り付け、仕事が終わった後、一旦部屋に戻り、着替えをして急いでロットゥ(乗り合いバン)に乗りパタヤに向かいました。彼女との待ち合わせは19時30分。

しかし、案の定渋滞と途中給油というタイムロスがあり、彼女との待ち合わせ場所に着いたのは20時になっていました。彼女と小一時間ホテルで過ごした後、私はシラチャに帰るつもりでした。というか次の日仕事があったので帰らなくてはいけませんでした。彼女はてっきり私がパタヤに泊まるものだとばかり思っていたようで、私と会うためだけにわざわざパタヤまで来てくれたの?と驚いていました。

そう。君に会うためだけにパタヤに来たよ(これは好感度上がったな)そう思って私もしめしめ(死語)と思っていました。実際シラチャ-パタヤ間はたった30㎞ちょっと。道が空いていれば30分で移動可能です。全然行って来いが可能です。そのため次の日朝の9時から仕事がありましたがパタヤまで来ていました。

しかし、問題はこの後でした。当時、心配性の私は周りのタイ人の友人にパタヤからシラチャへ向かうロットゥの最終の時間を聞いて回っていました。すると皆口をそろえて23時と言っていました。むしろ、全然ロットゥんなんてあるよ、くらいな感じでした。ちなみにその時の時刻は21時15分くらい。

誰に聞いても皆そのような感じだったので、私も安心してシラチャ行きのロットゥが出る場所へ向かいました。しかし、待てど暮せどロットゥは来ません。ていうか待合場所にも誰もいません。不安になってきたころ近くのタクシーの運ちゃんが話しかけてきました。

どこに行きたいんだ?

>(面倒だなと思いながら)えーとシラチャ。

タクシータクシー。

>いやタクシーいらない。ロットゥ待ってるから。

・・・ロットゥ・モッ・レーオ!(もうロットゥないよ!)

>嘘っ!?

本当。

>ははは。もういいからそういうの。

>友人からパタヤからシラチャのロットゥの最終23時って聞いてるし。

ロットゥもうないよ。その友人はパタヤの人間か?

>・・・いや、違うけど。

ほら。タクシータクシー。

一旦タクシーの運ちゃんを追っ払った後、改めて考えてみました。確かに私が聞いて回ったタイ人の友人は皆シラチャの人間。そしてよくよく考えると皆車なりバイクなり持っており、普段からロットゥは使っていなさそう。・・・畜生。あいつら適当にいいやがったな。

しかし、タクシーの運ちゃんの言葉を真に受けるほど私もウブではありません。一応道行く人何人からに尋ねてみました。するとやはりもうロットゥはないとのこと。そんな私を遠くから確認していたのか、ほらもう現実が分かっただろ、観念してタクシー使えよ、っていう表情で再びタクシーの運ちゃんが近づいてきました。というわけで一応聞いてみました。

・・・シラチャまでタクシーでいくら?

>800BAHT。

はっ800BAHT!?

この野郎、800BAHTだと。800BAHTあったらLCCでチェンマイ行けるわ。逆に300BAHTなら乗ると返してやったら今度は向こうが爆笑してました。パタヤの物価考えろ。ここからパタヤのホテルまでで300BAHT取るわ、とか抜かしやがりました。

仮にそれがボッタくりでなくパタヤの正規料金(もちろんメーター使ってません)だとしても、そんな金額払いたくありません。それならパタヤに一泊したほうが安上がりだわ。というわけでタクシーの運ちゃんには丁重にお帰りいただき私はパタヤに泊まることになりました。

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