中東旅行記番外編 外道旅2

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※この話はあくまでもフィクションとしてお読み下さい。

まずはピラミッドの頂上から朝日を見るには、当たり前ですがピラミッドを登らないといけません。しかし日中そんなことをしていれば、その他の旅行者や敷地内にいる係官、警察。はたまた軍隊なんかが飛んできて速攻捕まります。ですから日中に行動を起こすことは不可なわけです。それならばどうするか?

今はどうなっているのか分かりませんが、当時ギザのピラミッドにの入り口の両サイドにはホテルとゴルフ場がありました。夜中にそこから忍び込むわけです。つまり夜遅くカイロからギザまで向かいます。この時に重要なことは行きと帰りの交通費と多少の小銭、小型のカメラ一つ以外は何も持って行かないということです。当然パスポートなど身分を証明するものは一切携帯してはいけません。そしてこの黒旅行には必ず女性が一人は必要になります。

そして深夜周囲に誰もいないことを確認してからゴルフ場に忍び込みます。ゴルフ場には警備員などいませんからそのまま静かに移動して隣接しているギザのピラミッドに敷地に入ることができます。そしてそこからが勝負になります。

ピラミッド内にはパトロール?している警備員だか警察だか軍隊の人がいます。その人達に見つからないようにピラミッドまで向かいます。これは正直そこまで難しいことではありません。ピラミッドの敷地は広いので、警邏している人たちのライトが遠ざかったのを見計らい、ピラミッドまで行きます。

問題はそこからです。ピラミッドを構成している一つ一つの石は大きさは1m以上あります。まあ、それくらいならば女性でも頑張ればよじ登ることができます。しかしピラミッドの高さは140メートルほどあるため、その動作を130回近く繰り返さなくてはいけません。

もちろんそんなことをしていればいつかは警備員に見つかります。しかしこの見つかるまでの時間が勝負になります。見つかるまでの時間があまりに短いと警備員に引きずり降ろされて終了となるのですが、頑張って数十段登り切ってしまえば、警備員は追いかけてきません。

だってどちらにしても登ったら降りるしかないので、わざわざ疲れる思いをしてまで登ることはない、降りてきた時に捕まえればいい。そう彼らは考えます。もちろん中には職務を全うしようと追いかけて登ってくる真面目な人もいるかと思いますが、エジプト人ということもあり極少数です。そのときは運が悪いと諦めるしかありません。

つまり警備員に見つかるまでの間にできるだけ上まで登れるか、スピード勝負となります。いつかは見つかるので、仮に見つかっても知らんぷりして全力で登ることに集中します。時間にしてどれくれいでしょうか、緊張や恐怖などもあり、まるで永遠のような時間登り続けているように感じるのですが、実際は2、3時間かと思います。そして頂上に到着します。

そこで朝日を待つことになります。実際は数時間朝日が出てくるのを待つことになります。しかしピラミッドの上から見渡す、あたり一面砂漠の荒野という光景は今から思い出してもなかなかの絶景でs・・・絶景だった友人は言っていました。

しかし、一つだけ悲しいことがありました。それは頂上の石に複数の落書きがあることでした。同じく頭のいかれた各国の旅行者が同様に登りそこに名前などを刻んでいました。さすがにこれには憤りが隠せませんでした。当然わたs、友人達はそんなことはせずに一つだけ持ってきた小型のカメラで写真撮影のみをしました。

※この話はあくまでもフィクションとしてお読み下さい。

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