ローソク足 世界に誇るべき日本

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ローソク足 世界に誇るべき日本

現在、日本だけでなく世界中のトレーダーの間で使われている“ローソク足”。実はこれを発明したのは日本人だといわれています。所説はいろいろありますが、江戸時代、米の先物取引のために ”本間宗久”氏が考案したというのが有力な説だと言われています。

現在、日本は欧米に比べ、ファイナンシャルリテラシーが低く、投資技術、投資に関する意欲、そのすべてが低いといわれています。しかし、実は世界で最も早く“先物取引”が始まったのは日本の“米市場”だと言われています。

ちなみにローソク足とは、 4本値(始値・高値・安値・終値)を使用し 、 ローソクの形に表したものになります。 始値よりも終値の方が高いものを陽線といい白ヌキで表現されます。逆に、始値よりも終値の方が安いのを陰線といい黒ヌリで表します。また安値と高値は上下に突き出したヒゲと呼ばれる線で表します。

ちなみにローソク足には日足、週足、月足、年足、などの種類があり、FXでは、1分足、5分足なんてものもあります。そしてこのローソク足を使用したローソク足チャートですが、 今では世界中に広まっています。FXはもちろん、アメリカ市場でも、株価の表記方法でローソク足が利用されていて、“キャンドル・チャート”と呼ばれています。

今では、金融や投資の中心は欧米だと言われています。しかし、日本人が江戸時代に作ったローソク足チャートが、 いまや世界中に広まっているということは、昔はそれだけ日本人が投資に精通していたということの証左でもあります。そしてそのローソク足が、今なお使用されているということは、それが理にかなった見やすく、分りやすいチャートということになります。

日本ではいまだに株やFXはもちろん、投資、資産運用全般のイメージが悪く捉えられることが多々あります。テレビでは自称大御所みたいな人がしたり顔で、朝水流して働いてこそ美しい、みたいなことを言っていたりします。バカか。投資家も脳みそ動かしているわ。

例え日本が金融リテラシーを好まなかろうとも、既に世界ではあらゆる金融商品・システムが開発され流通しています。今更日本だけがそれを拒絶したところで、できるはずもありません。それは例え個人が拒絶していたとしても、預けている銀行が勝手に国際金融商品に手を出していたりします。というか通貨そのものがすでに国際金融の影響をがっつり受けます。

これからの日本は、そんな化石みたいな人のいうことを真に受けず、今までのように欧米の政策に影響されず、先人たちを見習ってむしろ日本が世界に影響を与えるようにリードしていってほしいと思います。