フィリピン・アンヘレス旅行記24

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私がインド料理屋に向かったのは18時頃。まだ周囲は暗くなる前でした。まあ距離も1㎞ほどだから特に問題ないだろう。そう思い何の躊躇なく歩いていきました。ちなみにアンヘレスは歓楽街周辺のみ栄えていますが、そこから少し離れると何もなくなります。

周囲がまだ明るかったので引き返しこそしませんでしたが、次第に人気がなくなり、野良犬が多くなり、道が未舗装になってくるのを見て、少し嫌な感じがしてきました。しかし目的とするインド料理屋はもうすぐそこ。ここで引き返すのは癪に障る。というわけでずんずん進むことにしました。

目的のインド料理屋の近くには多少店が並んでおりほっと一息つきました。入店した時間が早かったのは店内には私一人。アットホームな感じのインド料理屋でした。とりあえずビール、チキンマサラ、チキンティッカ、ライス&ナンなどを注文することにしました。

味はというと評判通りなかなかの味。ライスとナンを両方頼むのはさすがにやりすぎたかと思うくらい満腹になりました。そしてお会計。約700ペソ(1500円くらい)ほどでした。タイのおよそ3分の2くらいの金額ということもありコストパフォーマンス的に大満足でした。

夕食は大満足だったのですが、問題はその帰り道でした。行きですらその人気のなさに不安が多少あったのですが、帰り道はここに来たのを後悔するほど真っ暗になっていました。もう本当に真っ暗。日本はもちろん、タイですら最近お目にかかれないほどの闇。漆黒。通り過ぎる車のライトだけが唯一の灯りでした。

21世紀の今、こんな漆黒の闇になることある?今はアジアの時代じゃなかったのか?アジアがすごい勢いで発展しているってしたり顔で言っていた、なんちゃって文化人をここに連れてこい。そして思い出しましたフィリピンはアジア最恐の国であることを・・・

出発前はあんなに治安にびびって準備までしてきたのに・・・フィリピンに来て、何事もなく夜遊びもできて、ついでにマッサージ遊びもして、完全に気が緩んでいました。しくった。完全に油断していた。一番やっちゃいけないことをしたのかもしれない。

でも距離はたかだか1㎞ちょっと。大丈夫だろう・・・いや、そういえば同じようなテンションでそういえばブラジルのサルバドールのスラムで襲われたことがあります。確か、この時も宿のあるスラムから隣のスラムの1㎞くらいの距離を歩いているときにやられたのでした。1㎞くらいなら平気だろうと高をくくって・・・

何でだ?何であの時のことを突然思い出したんだ?これじゃあまるで走馬灯じゃないか・・・マンガや映画で言えば完全にフラグがたっています。これはヤバイかも・・・そう思うと自然と歌を歌っていました。そして速足で歩いていました。

時間にしたらほんの10数分。距離は1㎞弱なのですが、やっと明かりが見えるエリアに着いた時には汗びっしょりになっていました。まあ結果的には何事もなく無事だったわけですが、久しぶりに身の危険を感じた瞬間でした。