海外移住日記111話 シラチャの決定打の出ない物件たち

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決定打のない物件その1

こちらのアパートは職場より1㎞と徒歩圏内。部屋も広く、キッチンも広く、しかもバスタブつき。家賃も5000BAHT(1年契約)。立地もアパートの近くに夜遅くまで屋台が出て食事には困らない。アパートから徒歩100mのところに、セブンイレブン、ミニビッグシー、ロータスエクスプレス、がある。

と条件を羅列すると完璧に見えますが、悪い点はエレベーターなし5階ということ。昔の公団かと。日本と違い水道水を飲むことはできないので、飲料水、調理用の水などは買ってこなければいけません。5階まで毎日上り下りして、かつ水も買ってこないといけないのか・・・

一瞬バスタブを見て(通常タイのアパートにはバスタブなんてありません)即決しそうになりましたが、いったん持ち帰って冷静になって考えてみると、やはりきついことが分かりました。というわけで態度保留でそのまま放置。

決定打のない物件その2

シービューの美しい景色の広がるアパート。シラチャは海に面した町。そんな街だからこそ(こんな私でも)当然シービューには憧れます。オーナーが自慢げに語るように、このアパートの部屋から見える景色は抜群でした。まさにリゾートホテルのようでした。

そう。アパートの作りが普通のアパートとは違い、まるでリゾートホテルのような作りになっていたのでした。というのも外廊下からはばっちり海を見ることができるのですが、外廊下の幅が通常のアパートの数倍広く、かつそれぞれの部屋の前には、ビーチにあるようなテーブルとチェアが設置されていました。憎い演出でした。

部屋は確かにそんなに綺麗ではありませんでした。しかし、元バックパッカーの私からすれば、十分許容範囲でした。ベッドも新品ではないけどキングサイズの大きいベッド。エアコンや冷蔵庫も古いものだけど付いていました。もちろん給湯器つき。

完璧だ。ここは完璧じゃないだろうか。当時シラチャで働いていた私は、国は違えどやはり会社員でした。仕事は超楽だったけど。そんな会社員としての自分を忘れさせる、そんなまるでバックパッカーをしながら適当に仕事をしているような感覚にさせるアパートでした。場所は職場からおよそ1.5㎞。微妙に遠い。しかし住環境は悪くありません。周囲にセブンイレブンやロータスエクスプレス、屋台や食堂がたくさんあります。

しかし、世の中にカンペキなんて物はありません。もちろんマイナス点もありました。それはこのアパートが当時一緒に働いていた同僚?上司?のアパートの斜め向かいだということ。そして彼のパートナーのタイ人女性や最近ではその日本人の彼もそのアパートの斜め下にある食堂でよく深夜まで毎日のように地元の人と飲んでいるということでした。

そして・・・このアパート最大の欠点はまたしてもエレベーターなしの4階だということ。うーん。やっぱりエレベーターなし4階はきつい。数日から数か月のホテルならともかく数年単位で済むかもしれないアパートでエレベーターなし4階は正直きつい。いつか嫌になるに決まっています。というわけでこのアパートも保留としました。