海外移住日記第112話 法律改正でタイの電気代は上乗せ徴収禁止になる

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決定打のない物件その3

物件B。この物件は立地も申し分なし。家賃も4000BAHTと安いアパートでした。ちなみに部屋の広さはシラチャプレイスと同じか少し狭くなるくらいでしたが、特に問題ありません。そして6階の部屋でエレベーターあり。部屋にはくたびれたベッドがありましたが、新品のものに変えてくれるとのことでした。何よりこの物件が良かったのが目の前に屋上スペースがあり、そこが使えるということでした。ちなみに6階には3部屋のみでした。

確かにこの物件は悩みました。しかし、逆に言うとまさにテーマ通り決定打がありませんでした。そそるものがありませんでした。ちなみに家賃は4000BAHTと安いながら、別途インターネット300BAHTが必要とのことでした。さらに冷蔵庫がないため、そちらも初期投資で購入が必須となります。

また、タイの電気代は高いことで有名です。あくまで2018年初旬時点ですが、日本と同等くらい必要となります。物価や収入を考えるとかなりの負担となります。そんなタイの電気代は借りる・住んでいる物件によって結構金額が変わってきます。そんな電気代の費用は下記のような比較となります。

戸建て、タウンハウス等<コンドミニアム<アパート、サービスアパート、ホテル

そのため通常のアパートは戸建ての3倍、コンドミニアムの2倍ほどの電気代がかかることになります。

ちなみに私の住んでいたシラチャプレイスはコンドミニアムのため比較的電気代が安く抑えられていました。電気代のユニットはおそらく3~4BAHTほどでした。しかし、これがアパートになるとおよそ倍の7~10の間ほどとなります。このアパートもユニット7BAHTとおよそ倍になります。

※しかし、2018年にタイの法律が変わり、このアパートやコンドミニアムなどの所有者が本来の電気代に自らの取り分を上乗せして請求することが禁止となりました。そのため”法律的には”上記のように物件によって電気代の単価が変わるということはなくなりました。

ちなみにタイの法律では、アパート(アパート、サービスアパート、コンドミニアム等)、と、ホテル、は別の区分になるらしく、ホテルの方は上記法律の対象外となるようでした。また、アパートも戸数によって対応が変わるとのことでした。

内見後、その場で返答はせず、一度部屋に持ち帰り、初期投資に必要な家具や電化製品、そして倍になる電気代、それらすべてをざっくり計算してみると正直今の部屋と全く変わらない金額となることが分かりました・・・これ引っ越す意味ある?そう思い断念しました。


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