ヨーロッパ横断旅行記2 トルコ編

Pocket

そんなトルコのトリブバン空港には、友人が迎えに来てくれていました。その友人と会うのはおよそ半年ぶりのこと。ちなみに半年前に会ったのはラオスでした。そうラオスぶりでした。それは私がトルコに到着した7月下旬から遡ることおよそ半年前。私、そして友人は東南アジアを周遊中でした。私がラオスを縦断しているときに、友人はタイからラオスを抜けてベトナムへと向かう途中でした。そんなサバナケットの食堂で出会ったのがその友人でした。

その日の昼間ラオスのパクセで知り合った日本人とともにサバナケットまで一緒にバスで北上。エアコンのない灼熱のバス。当然窓は全開です。しかし道路は未舗装。バスの車内に砂ほこり、というか砂の塊が入ってきます。これはたまらんと窓を閉めると中はサウナ状態。暑いわと窓を開けると砂まみれ。

そんな地獄の時間を過ごしながらサバナケットに着いた頃には全身真っ黒になっていました。とりあえずメコン川近くの宿を確保し、一気に洗濯兼シャワー。その後友人と一緒に外に出ることにしました。すると地元の若者たちと思われる一団が川遊びをしていました。誘われるまま私たちもメコン川に入り、気づけばメコン川に頭まで浸かっていました。

そんな風にさんざん遊びまわり、疲れ果てた体を休めるべく近くの食堂でビアラオを飲みながら夕食をとることにしました。すると同様に二人組の日本人旅行者が食堂に入ってきて、どうせならと一緒に飲むことになりました。そんなサバナケットの食堂で思わぬ出会いがあり、4人での宴会となりました。

すると、さらに一人でふらっと店に入ってきた男性が私たちのテーブルに近づいてきて、私もご一緒していいですか、と声をかけてきました。それが件の友人でした。もちろん!と歓迎して結局5人での飲み会となりました。旅先での気軽さや、ノリ、さらには異国の小さい町の小さい食堂での出会い、というシチュエーションもあり、数十年来の友人のように意気投合して飲み明かすことになりました。

そんなサバナケットでの出会いの後、その友人は、ラオスから、ベトナム、中国、チベット、そこからネパールへ抜け、インド、パキスタン、イラン、イラク、トルコと大陸を横断してきていました。今では到底無理な旅程ですが、これは今から20年近く前の話。

私がヨーロッパ横断旅行を計画して、そのスタートをトルコに決めた時、友人はイランにいました。そこでメールで旅行計画を伝えると、トルコで出迎えるからイスタンブール到着日時を教えて、と返信が来ました。そしてあの時の出会いから半年。今度は彼が私をトルコで歓迎してくれることになりました。


シルクロード―中央アジアの国々 (旅行人ノート)