そんなわけでトルコのイスタンブールの空港には予定よりたっぷり3時間ほど遅れて到着しました。メールでは迎えに行くって言ってくれていたけど・・・さすがに待ってくれてないよなー、と半ば諦めつつ出国ゲートをくぐると・・・そこにはなんと約束通り友人が出迎えてくれていました。
おお!本当にいた!正直内心では(飛行機が遅れていなくても)、そもそも本当にいるのか?ラオスで出会って、2晩ほど一緒に過ごして、酒飲んだだけで、そのあとはメールだけの薄い細い付き合いなのに・・・絶対来てないわ。そう思って半信半疑、というか期待はしていませんでした。
そんな基本ネガティブな私は、空港で再会までとは言わないから、イスタンブールで出会えればいいなーくらいな感じでした。また当座のイスタンブールでの宿も友人にお願いしていたのですが、正直信用していなかった私はイスタンブールの宿探しも事前にしていたくらいでした。
ネパールで出会って好きになったMさん記事参照の元同僚のトルコ大使館職員の人から実家に送られてきた大量のトルコの資料、そして地球の歩き方などでイスタンブールの安宿事前調査はばっちりでした。そういったわけで、仮にぶっちされたとしてもぬかりはありませんでした。
基本的に人のことを信用せず、マイナスに考えるところは今と全く変わらず、このころから健在でしたが、しかし、やはり実際に目の前に出迎えてくれる友人を見ると感動しました。おお!なんて律義な。そしてはたと気が付きました。そういえば空港で誰かに出迎えられたのはこれが初めてことでした。こんな感じか。それはなかなか気分がよいものでした。
およそ半年ぶりに見た友人は、大陸を横断してきたからか少し精悍な風貌になっていました。というか半年でラオスからトルコまで踏破してきたのか・・・すごいな。というかわざわざ私を出迎えるためにイランからトルコの旅程を駆け足で移動してきてくれたことに感謝でした。また友人が半年かけて踏破してきたユーラシア大陸の道のりを飛行機でひとっとびしてきたことに対して私は変な申し訳なさがありました。
お久しぶりです。
>いや、本当久しぶり。
お待たせしました。
>いや、本当待ったよ笑
絶対いないと思いました笑
異国の地(ラオス)で出会って、そして再び異国の地(トルコ)で再会する。これが男女なら、なかなかのシーンなのかもしれません。しかし現実は野郎二人。そしてお互い気恥しいということもあり、挨拶もそこそこに市内に向かうことにしました。