海外移住日記第114話 サービスアパートという選択肢

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このように決定打のない物件が続き、諦めムードが漂ってきましあ。ダメだ。このままでは、また引っ越しする気力が付きてしまう。そんな中、ホームランとまではいかないまでも、2塁打くらいのヒットを打った物件がありました。それが格安サービスアパートメントのYでした。

ちなみにサービスアパートメントとは、通常のアパートやコンドミニアムとは違い、一般的に、家具家電がより充実して備え付けられ、かつメイドサービスが付随した、限りなくホテルに近いサービスが提供されるアパートになります。そのため手荷物一つだけ持ってくれば、その他何も用意せずにすぐに生活が始めらるという利点があります。

しかも上記のようにサービスアパートは基本メイド付き。ということは、掃除をしなくていい、ということです。物件にもよりますが、メイドサービスの中には、掃除、ゴミ捨て、ベッドメイキング、シーツ交換、食器洗い、などが含まれます。これは確かにかなりのアドバンテージになります。メイドサービスなんて私には関係ない、しょせん他所のことのように感じていたため、あまり意識しませんでしたが、確かに掃除を誰かがしてくれるのは楽ちんです。

そういえば私はシラチャプレイスに2年住んでいましたが、その間、掃き掃除、コロコロ、水回りの拭き掃除、をするくらいで、それ以外のまともな掃除なんてしたことがありませんでした。これは私がただずぼらで不潔なだけなのか?いや大概の男子はこんなものだと信じたい。

とにかく、そんな環境から毎日掃除をしてくれる、清潔な物件に引っ越すということは、当初の、QOL(生活の質)を上げる、という大目標にばっちり当てはまっています。そうか。サービスアパートという手があったか。しかし、当時の私はサービスアパートは、タイの住居の中ではホテルに次いで家賃の高いジャンルの物件だということを漠然と理解していました。

そのため、薄給の私がそんなサービスアパートに泊まれるはずがない。そう思い、候補に加えることなく調べもしていませんでした。しかし、ひょんなことから調べてみると、あれ?思ったよりもずっと安い?そんなサービスアパートを発見しました。それが上記のYでした。