ヨーロッパ横断旅行記8 本編

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スペインのトマト投げ祭り。おそらく当時の私はそんなお祭りがこの世にあることを知っていたかどうか・・・いや、ひょっとしたらテレビかなんかで、世界の奇祭の一つ、みたいな感じで見た記憶があったかもしれません。しかし、その時その瞬間まで、そのトマト投げ祭りに実際に行こうだなんて想像だにしていませんでした。

そのトマト投げ祭りで皆と再び再会する?!イスタンブールの街角で突然決まった彼女からの提案。1か月後にスペインのトマト投げ祭りの会場で合流か・・・いいなそれ。面白そうだ!そう思うと、一気に今後の旅行のロードマップが頭の中に浮かんできました。

それは、まずトルコからブルガリアに向かい、そこからどんどん北上して行きます。そしてとりあえずどうしても行きたかったチェコまで向かいます。そしてそこからドイツ、フランスと西に抜けて一気にスペインを目指す、というものでした。うん。それ、いいんじゃないか。

そんな夢想が頭に次々と浮かび、一人テンションが上がっていきました。やはり目的ができるとモチベーションも上がります。そうとなったらいつまでもイスタンブールにはいられません。早く移動せねば。そう思ってしまいました。そうなるとそこからの行動は早かったです。せっかくトルコ情報を在イスタンブール大使館の人から送ってもらっておきながらなんなんですが、早々にイスタンブールを発ち、トルコを離れることにしました。

まあ、今から考えるとあれだけ早くイスタンブールを後にしたのは、ちょっともったいないと思います。もっと見るべきところがあったのに。しかし、やはりどうしても日本人宿が嫌だったということもあり、それ以上にスペインでの合流という目標ができたことがあったので、ちゃっちゃと北上して、スペインには余裕をもって到着したいという気持ちが強くありました。。

そして思い立ったが吉日。次の日にはトルコを離れ、ブルガリア入国を目指すことにしました。どんだけ早漏なんだよ!自分でもそう思います。しかし、友人たちと別れた足で鉄道駅に向かい本当に翌日のイスタンブールからブルガリアの首都ソフィア行きの夜行列車のチケットを購入してしまいました。

ちなみにイスタンブールからソフィアまでは距離にして約500㎞ほどの道のりになります。列車での国境越えの旅行は、シンガポールからバンコクへ抜けるマレー鉄道にて経験がありました。またバンコク~チェンマイまでの約700㎞の夜行旅も経験がありました。

全然関係ありませんが、夜行列車での旅行ってちょっとドキドキしませんか。同じ移動でも飛行機やバスと比べると不思議と特別感があります。私は鉄オタでもなんでもありませんが、鉄道移動に旅情やロマンを感じる気持ちは正直ちょっとわかります。まあシンプルにバスでの移動よりも鉄道の方が楽ちんだというのもありますが。


深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)