ヨーロッパ横断旅行記17 ハンガリーのブダペストに到着

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ハンガリーのブダペストには朝6時半に到着しました。そしてまず一番に思ったことは、とにかく尻が痛い、でした。今でも長時間、というか2時間以上の移動で尻が痛くてたまらなくなるのですが、日記を見るとこの頃から変わらず尻が痛くなるのを悩みとしているようでした。どうやら若いからとか年を取ったからとか関係なく、根本的な体質?肉体構造的に私は尻が弱いのかもしれません。

そんなことはともかくブダペストに着いた当初は雨が降っていました。しかしバスが到着して外に出たころにはもう気にならないくらいの小降りになっていました。淡い記憶の中にあるのは、雨に濡れたハンガリーの首都ブダペストのまるで映画のワンシーンのような良い雰囲気だったということでした。

早速事前に調べてあったゲストハウスに向かうことにしました。しかし目途をつけていた宿は想像以上に分かりづらい場所にありました。散々迷い、多分この辺だろうなーと思うエリアをうろうろしているとたまたま同じ宿に泊まっているというフランス人と出会い、場所を教えてもらえました。

さっそくチャイムを押して泊まりたい旨を伝えるとベッドは空いているが、宿にチェックインできるのが朝の10時半からとのことでした。後2時間弱。仕方なく近くで適当に時間をつぶすことにしました。そして10時半。無事にチェックインをして、ほっと一息ついて、シャワーを浴びて、ベッドに横になりました。

ユーゴスラビアでの宿なし子になる寸前だった件、夜行バスで尻が痛くて寝られなかった件、などなどそんなのが重なっていたからか目が覚めると夕方でした。おおっ!せっかくのブダペストを寝て過ごしてしまった!もったいないお化けがでるぞ!と思い早速外に出てみることにしました。

といっても時間も時間だったのですることも限られたため、ドナウ川沿いを適当に数㎞散歩しただけで終わりました。その後適当に目にとまったローカル食堂で夕食を取って宿に戻りました。そして特にすることもないのでそのまま大人しく宿でまったり過ごすことにしました。

さて明日の予定としては、まずブダペスト観光をするつもりでした。目的地は王宮の丘と温泉です。温泉大国から来た日本人としては、やはり温泉があると聞けば、いてもたってもいられませんでした。ヨーロッパの温泉がなんぼものかチェックするつもりでいました。そして当座の主目的地であるプラハへのルートの事前調査もしなくてはいけませんでした。

こう今から振り返ってみると、かなり行き当たりばったりな旅行をしていたなーとしみじみと思います。


夢見る美しき古都 ハンガリー・ブダペストへ (旅のヒントBOOK)