アルケミスト

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アルケミスト

アルケミストとは、ブラジル人作家パウロ・コエーリョ氏によって書かれた小説です。世界中でヒットしておりその発行部数は約1億冊と言われています。そのため知っている人も多いかと思います。

正直このパウロ・コエーリョ氏の書いた本の中で、私が好きな本は“アルケミスト”のみとなります。それ以外はスピリチュアル色が強すぎてどうも胃もたれがして受け付けません。ブラジル人の友人にパウロ・コエーリョ氏の一番の傑作と教えられた”11分間“記事参照ですら後半スピリチュアル的な展開が出てきてゲップが出そうになりました。

そんなアルケミストが今まで読んできた本の中でマイベストの本です。いつ、いかなる時も海外に行くときには携えている本です。そして何度も読み返したくなる良書です。しかし、いつからこの“アルケミスト”が私の手元にあったのか?正直全く記憶がありません。

南米旅行の際に携帯していたのは紛れもない事実です。というのもブラジルで知り合い半同棲していたブラジル人の彼女の友人達にアルケミストの素晴らしさ(作者はブラジル人)を語った記事参照ことがあります。ということは遅くともその頃には手元にありました。

ということはバックパッカーをして世界中旅行していた際に誰かからもらったものか?それともどこかの宿に置いてあったこの本を見たのか?全く思い出せません。こんなこと自分でいうのも気持ち悪いのですが、気づいたら手にしていた、という感覚に近いです。自分で言っておいてなんですが、恥ずかしいことを言っています。

このアルケミストは何度も読み返せます。個人的に無駄な字がないと思います。無駄な説明がない。無駄な表現がない。すべてのピースがピタッとはまっている。そう感じるくらい完成された本だと思っています。

おそらくもう100回近く読み返しているのはないかと思います。この本は今では私にとってテンションが上げるために読むものになっています。テンションが下がっているとき、落ち込んでいるとき、やる気が出ないとき、新しいことを始めないといけないとき、一歩踏み出さなくてはいけないとき、決まってこの本を読んでいます。

この本で繰り返し書かれているのが、夢を追いかける大切さ、夢を諦めないことの大切さ、です。そして、人が夢を諦めた、そのあともう1歩、もう1瞬、もう1㎝先に実は成功が待っているということ。夢を叶えられない全ての元凶がただの自分が感じる恐れに過ぎないという事。そして印象的な、すべては書かれている、という言葉。

その言葉のすべてが当時バックパッカーで痛さ全開だった私に突き刺さりました。その時の感覚が今だに覚えており、私に影響を与えています。どんだけマゾだよ、とも思いますが、そんな自分が別に嫌なわけでもありません。

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