ヨーロッパ横断旅行記6 本編

Pocket

イスタンブールはとても広い街です。しかし、しょせん私たちは外国人。ましてや貧乏学生パッカーです。行動する範囲なんて限られてきます。そんなこともあり街中で友人と鉢合わせすることもしばしばありました。まあ宿に帰ればどうせ会えるのですが、やはり異国の街並みで知った顔をと出会うのは嬉しいものです。

おおっ!とお互いともなく声を出し、まるで久しぶりに再会した(朝会っているのに)かのごとく盛り上がり、それじゃあその辺でお茶でもしますか!、なんて街角のカフェでアップルティーでもとしゃれこんだりしていました。実際イスタンブールの思い出はアップルティー、と言ってもいいくらい飲みまくった気がします。日本ではアップルティーどころか紅茶さえ飲んだことがないというのに・・・

そんな感じで友人とアップルティーを飲みながらボーっとイスタンブールの街並を見ているとそこに一人の日本人の女性が歩いてくるのが見えました。今でこそ韓国人や中国人の旅行者が世界中に大量に出没しています。しかし、あれは今から20年前のこと。あの時代海外で見かける若い東洋人の旅行者はほぼ日本人でした。

そんなこともありお互いに存在に気づくと思わず軽く会釈して、そしてなんの疑いもなく日本語で話しかけていました。そして向こうもこちら同様に会釈。帰ってくる返事も日本語でした。やはり日本人でした。

こんにちは。えーと、日本人・・・ですよね?

>はい。

今何してるんですか?・・・ってお茶飲んでるのか。

>はい笑

・・・

>あー、良かったら一緒にお茶飲みません?

みたいな感じで気づけば彼女も私たちのテーブルに加わり、一緒にアップルティーを飲んでいました。話を聞くとどうやら彼女は私より年上のようでした。ちなみにもう一人の友人は私の3つ上。確か彼女は彼と同じ年か、一つ上くらいだったと思います。

まあどちらにしても年が近いということ、出会い方、出会った場所が特殊、ということもありトークも盛り上がり、気づけば10年来の知己のようになっていました。そしてよくよく話し込んでみると彼女は私と同じ名古屋出身でした。おお!同じ名古屋人だがね!

あ!?そういえば一緒にいる友人。彼の出身聞いたことなかったわと思い尋ねてみると、彼は三重県出身とのことでした。おお。全員東海県人ではないですか!となぜか大盛り上がりとなりました。


地球の歩き方 E03 イスタンブールとトルコの大地 2016-2017 【分冊】 1 イスタンブールとその近郊【電子書籍】