ヨーロッパ横断旅行記9 本編

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そんな急遽決まったブルガリア行き。そしてその翌日の夜に、私は本当にイスタンブール鉄道駅にいました。そして迷うことなくブルガリアのソフィア行きの夜行列車に乗り込みました。ちなみに私が日本人宿を出発する時、ちょうど宿の人たちは夕食の準備をしていたのですが、皆で麻婆豆腐を作っていました。ここだけの話、私は無類の麻婆豆腐好きです。その麻婆豆腐の香りにちょっと心が揺らいだのは内緒の話です。

ちなみにブルガリア行きの列車が出発する鉄道駅には友人が見送りに来てくれていました。そうイスタンブールで私を出迎えてくれた友人です。まさかこんなに早く見送ってもらうことになるとは思いもしませんでした。しかし、友人は日本人宿に染まり?腰が重そうでした。このままでは私も沈没してしまう・・・そう思い断腸の思いで友人と別れることにしました。

スペインで再び会いましょう。そう約束して私は列車に乗り込みました。列車の座席はコンバートメントタイプのように区切られているわけではなく、どちらかというとタイの夜行列車みたいでした。と言っても分からないかもしれませんが、通常時は普通の座席ですが、就寝時間になると車掌さんみたいな人が現れて2段ベッドを作ってくれるタイプでした。

思いのほか快適な列車に揺られソフィアに到着したのは翌朝のことでした。ソフィア駅から外に出た時の第一印象は・・・これは田舎だわ、でした。よく言えばのどか。悪く言えば何にもない。伝わりにくいかもしれませんが愛知県でいう岡崎市に降り立ったくらいのイメージです。まあ20年前の話ですが。

早速駅前にある安ホテルにチェックインをすることにしました。ちなみにこの、イスタンブールーソフィア間、の列車の中で同じく旅をしている日本人旅行者と出会い仲良くなっていました。彼らは二人組だったのですが、年が近いこともありすぐに打ち解けて意気投合していました。

そうした結果、まるで当然のごとく一緒のホテルに泊まり、部屋をシェアすることになりました。泊まったホテルは4人組のドミトリールームでした。確か当時のレートで一人一泊500円ほどだったと思います。荷物をほどき、順番にシャワーを浴び、疲れと汚れを落とし、早速ソフィアの街を散策に出かけることにしました。


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