ヨーロッパ横断旅行記30 トマト投げ祭りのことは一旦置いてオーストリアへ戻ることにする

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いよいよプラハを離れる日がやってきました。時間がないというのになんだかんだでプラハに4日間も滞在してしまいました。そのせいでトマト投げ祭りまで、残り10日を切っていました。せっかくなのでプラハで再会した2人の友人にもトマト投げ祭りへの参加を誘ってみることにしました。

しかし、2人の友人は、面白そうだけど日程的に厳しいから・・・とやんわりと断られてしまいました。まあ当たり前の判断だと思います。ちなみに友人のU氏はそのままドイツに向かい、M氏はポーランドへ向かうとのことでした。そして私はウィーンへ逆戻り。

最後に二人とは日本、または世界のどこかでの再会を約束して、お別れとなりました。短い間とは言え、旅先で仲良くなった友人との別れはつらいものがあります。まあそんな海外での別れに酔っていた自分も多少いるのですが。そして私は一路オーストリアのウィーンに向かうことになりました。

しかし頭の中では天使の私が、

だめだよスペインのトマト投げ祭りで皆と合流するんでしょ?それにヨーロッパにはほかにも見どころがたくさんあるよ。時間がないよ。もったいないよ。

しかし悪魔の私は、

トマト投げ祭りとか関係ねえよ。本当あのウィーンの女の子可愛かったよなー。気にせずウィーン行っちゃえよ。何ならそのままウィーンでたっぷり時間過ごそうぜ。

そう葛藤した結果、あっさりと悪魔の私が勝ちました。私の中の天使の意見をポイっとした頃、私はオーストリアのウィーンへと向かうことにしました・・・というより実際は葛藤も何も、形だけのものだったのかもしれません。というのも今日ウィーンに戻ることをすでに彼女には事前にメールをしていました。

そう葛藤もくそもウィーンに帰る気満々でした。いつでもいいから会いたい。ウィーンに戻るのが楽しみだ、みたいなメールを送ったような気がします。すると彼女から、それじゃあ一緒にウィーン観光をしよう。楽しみにしている、と返信がありました。

その返信メールを見た瞬間もはやヨーロッパ観光なんてどうでも良くなっていました。そんなわけで彼女との約束日の前日にはオーストリアのウィーンに到着し、入念に彼女との再会に備えていた私でした。


A17 地球の歩き方 ウィーンとオーストリア 2018~2019