海外移住日記第128話 退去の意思を伝えに行く

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コンドミニアムからタウンハウスへ引っ越し。確かに色々と面倒なことが増えるかもしれません。でもそれ以上に楽しそう。そんな気持ちのほうが強くありました。便利さよりも不便さの中に、より楽しさを見つけることができるかもしれない。こういう気持ちになったのは私がおじさんになったからか、それともただ単に暇を持て余していたのか、とにかく火中の栗を拾うつもりで、タウンハウスへの引っ越しを決めました。

となれば、まずしなくてはいけないことがあります。それはコンドミニアムの部屋のオーナーへ退去の申し出をすることでした。通常タイでアパートを退去する場合は、1か月前に退去する旨を通告する必要があります。ちなみにちょうどタウンハウスへの引っ越しを決めたのは月末でした。そのため翌月末までで契約を満了し、翌々月頭にチェックアウトする旨を伝えに行くことにしました。

しかし、心配だったのは、現在のオフィススタッフが私がシラチャプレイスに入居した時のスタッフと総入れ替えしていることでした。私が入居した当時のオフィススタッフは仕事のできえるスタッフがいたのですが、既述のように今のオフィススタッフはポンコツが揃っていました。かつ英語もほとんど解しないスタッフがアホみたいな顔して仕事をしています。

心配性の私は、揉めるかな・・・面倒だな。そう思うと憂鬱になり、足が遠のきそうになりました。しかし、このタイミングを逃すと引っ越しがさらに伸びます。さらに支払い関係の計算も面倒くさくなります。そう思い、自分を奮い立たせ、何とか重い腰を上げてオフィスへと向かいました。

結果、まず、こちらの意図が伝わりませんでした。何故、引っ越しする、退去する、ということが伝わらないのか?チェックアウト、ムーブ、と英語で言ってもポカンとしているので、ヤーイ(タイ語で引っ越し)と言っても相手に伝わっている感じがしません。いやいや、なぜ想像もつかないのか?そんなことこの仕事をしていれば常にあることだろう?怒っても仕方がないので根気よく何度も伝えるとようやくスタッフに理解させることができました。

私がその旨オーナーへ伝えてくれと頼むと分かった分かったと頷いていました・・・本当か?本当に理解しているのか?物事をポジティブではなく常にネガティブに考える私。最悪を想定して行動している私からするとかなり心配でした。というのも退去には最後の難関であるお金の話合いがあります。そうデポジットの返却です。なんとかもめずに退去したい、そう願いつつさらに話を進めることにしました。