海外移住日記第130話 できれば常に夜逃げできるような状態でいたい

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さて、シラチャプレイスからタウンハウスへの引っ越しですが、当初はかなり楽観視していました。というのも元来私は物欲がないタイプ。常に部屋には最低限必要なものしか置かないように気をつけていました。理想を言えば、私はいつでも夜逃げができるようにいたい、とすら思っていました・・・別に犯罪を犯して何かから逃げているわけでも、誰かから追われているわけでもありません。しかし、何故か常に身軽でいたいと思っていました。

すわ有事の際にはバッグ一つに貴重品を秒で入れて逃げ出せるように・・・自慢ではありませんが、映画などでよくある、すぐ準備して!荷物は最小限で一つだけ!と言われてもすぐ支度できる自信があります。しかし、そんな私でもシラチャプレイスでの滞在が2年(途中一度シラチャプレイス内で引っ越ししたのを加えると)を超えていたこともあり、さっと見渡しただけでも思ったよりも荷物が増えていました。

かと言って野郎の一人暮らし。引っ越し業者を頼むほどでもありません・・・まあいけるだろう。多分。それに、新しい家のオーナーが引っ越しを手伝ってくれると言っていました。何でも車(ピックアップトラック)を出して運んでくれるとのこと。それならば、シラチャプレイスからオーナーの家まで運んで車に詰め込むだけで、後はDOOR TO DOORで楽勝です。

・・・と思っていたのですが、改めて引っ越しの算段を進めていると、その荷物の量に驚かされました。まさか、これだけ荷物が増えているとは・・・まあ、それだけここシラチャプレイスでの生活が私の一部になっていたということか・・・そう思うとちょっと感傷的な気分になりました。考えてみれば、日本の実家を除けば、これだけ一か所に長く(2年ほどですが)滞在したのはシラチャプレイスが一番最長かもしれません。

ちなみにですが、その次がカナダのバンクーバー留学中記事参照で間借りしていた部屋が約10カ月。その次がタイのチェンマイでタイマッサージ留学中記事参照に借りていたアパートが約8カ月。その次がブラジルのサルバドールで何もせずダラダラ暮らしていた時記事参照に間借りしていた部屋が約6カ月。

・・・・・うーん見事に海外ばっかりだ。我ながら中々面白い波乱万丈な人生を送っているような気がする。まるでマンガに出てくる海外を放浪しているダメな奴のようだ・・・なんて引っ越しの準備をするのが面倒くさくなってきたので、現実逃避しながら、そんなことを考えていました。