うつ一歩手前で人生が大きく変わった友人の一言

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うつになる寸前?死を意識していた

連日の仕事と残業で疲れ果て、久しぶりの休みが寝るだけで終わった日曜の夜。

”ああ・・・久しぶりの休みが終わっちゃったな、明日からまた仕事か・・・行きたくないなー、いっそのこと交通事故にでもあってぽっくりねないかな。”

休めない、給料が安い、会社が社長が嫌い、そんなことばかり考えて体が動かない。布団の中で、一体何のために生きているんだ、と自問自答する毎日。今から考えると当時の私は、うつ になる一歩手前だったのかもしれません。あのまま働いていたら自分はどうなっていたのか?最悪自分で自分を殺すという、安易で最悪な道を選んでいたかもしれません。

一番忙しい時には、休みが3か月なかったりしました。休みって何?それ美味しいの?状態。ブラック企業で奴隷のように働いていた毎日。不動産という特殊で閉鎖的な業界だったというのもあるのかもしれません。

不動産業界は、11月くらいから3月までが繁盛期。この時期は休みが取れませんでした。社長は、不動産なんて休みがなくて当たり前やで、と。さらに当然の様に残業もありました。それが当たり前やで、そう言いくめられ奴隷になるように働いていました。

しかし超ブラック企業でしたが前会社が倒産して転職活動をしていた私からすれば、正社員として仕事ができるだけでありがたい、そう思い働いていました。そして周りの迷惑になるし、休むという選択肢はありませんでした。

会社の同僚は、さらに自分よりも追い込まれているような状況だったので。当然こんなこと誰にも相談もできず営業中の車の中だけがほっと息がつける場所でした。当時の私は既に人間ではなく、感情のないロボットのごとく働いていました。

友人の何気ない一言が人生を変える

そんな世界を変えたのは、面と向かって会っている友人ではなく、メールやSNSで連絡を取り合っていた海外で働いている友人でした。ずっと昔から、お前は日本に合ってないから海外おいで、そう言われていました。

その友人が日本に帰ってきたので久しぶりに会って飲んでいると、で、海外にはいつ来るの?そういつものように尋ねられました。疲労がMAXだったこともあって気が付いたら会社のことを愚痴っていました。

その時に言われた、ん?そんなん辞めたらええやん。こっち来たらいいんちゃう?という何気ない言葉。何かその言葉が異常に心に突き刺さり、揺さぶられました。こういうのが宗教とかにのめり込む、きっかけなのかなと思いました。心が弱っている時に言われる一言が心に刺さり影響をうけるという。ただ今回はそれが良い方向に出ました。悪人じゃなく友人の一言だったから。恥ずかしくて苦しい、つらい等の弱音は見せなかったけれど実は突き刺さってた。

海外という選択肢が復活

あー、何だそうか、辞めたらいいんだ。何か嘘みたいに一気に楽になった。憑き物がとれたようでした。会社に行くのが死ぬほどつらくて逃げ出したいなら辞めればいいんだと。最後までやり抜かなくてもいい。一抜けしたって構わない。そして自分が悪いと思わずに会社が悪いと思えばいい。辞めることは逃げじゃない。ただの軌道修正であり方向転換なんだと。

そう一気に考え方が180℃変わりました。実は簡単なことだったんだと。そしてその時、久しく忘れていた 海外 という言葉。大学生のバックパッカー時代に人生の全てだった海外。とうの昔に自分の人生の選択肢から外していた言葉が再浮上してきました。

そして今まで自分がブラック企業で必死に働いていたことが、急に馬鹿馬鹿しくなり笑えてきました。大爆笑でした。洗脳から解けた時はこういう感じなのだろうかとも思います。そんな私を見て友人は不思議そうに、また気味悪そうに見ていました。

元々社長への不信感が大きくなっており、社長の下でこれからも働く、という選択肢はもうないと心から思っていました。すぐに退職届を出しましたが、社長は当然ながら激怒でした。会社を、仲間を捨てる気か、今まで色々教えて育ててやったのに、と。

しかし洗脳が解けた今、今までであれば畏怖の対象であった、社長の恫喝に対しても何も感じなくなっていました。そんなもんはもうどうでもいいのでもう辞めさせてください。卑屈になることもなく罪悪感もなくすらすらと言えました。

突然のことに同僚達はビックリしていましたが退職準備をしました。同じ境遇の仲間を見捨てていくようでつらい気もありましたが、自分の人生には代えられず、仲間を置いて会社を辞めました。気のせいかもしれませんが同僚の目は死人のそれのようでした。

あの友人の何気ない一言がなかったら、どうなっていたか・・・私は今でもあの会社で働いていたかもしれません。それとも心身を壊して廃人のようになっていたかもしれません。おそらく友人は深い思惑があったわけではなく、いつも会う時の口癖、恒例の挨拶くらいに思って言ったことだったのだと思います。

それが偶然にも私の人生を大きく、かつ良い方向に変えてくれました。まさか自分の酒の席での適当な発言が私をブラック企業から救った。そして彼が知らないところで実は私が友人に感謝している。なんてこと当の友人は知る由もありませんが、これからも真相を隠しつつ少しずつ恩を返そうと思っています。

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