海外移住日記第134話 タイで引っ越す時のデポジットの取り扱いは面倒くさい

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タイに限らず日本でもそうなのかもしれませんが、長期間住んでいた部屋を引き払い別のところに引っ越す時に気になるのが、デポジット(日本だと敷金?になるのかな。とりあえず保証金)の返却についてです。ちなみにタイでは、物件にもよりますが、大概家賃の2か月分を預けることになります。

このデポジットですが、満額帰ってくるかどうか微妙なところです。まあ、これは日本でもよく聞く話ではあると思います。タイでも同様に、いわゆる修繕費やら清掃代などの名目で入居時に預けた金額から上記費用を差し引いた額が返ってくることになります。まあ、それはある程度覚悟の上。

しかし、たちの悪いところに引っかかると色々と面倒になることがあります。金額もそうですが、デポジット返却の時期などもトラブルのもとになります。昔、住んでいたところなどはデポジットの返却は退去から2か月後なんてところもありました。この点、しっかりと確認しておかないと後々面倒なことになります

例えば、バンコクに住んでいて、同じバンコクの違う物件に移るというのならまだいい。しかし、これが違う都市への引っ越し、または日本帰国などとなると回収は不可となることもありえます。信用のできる友人(日本人・タイ人限らず)がいれば、代理として受け取ってもらうこと(事前に通告が必要ですが)も可能となります。

そんな友人のトラブルも聞いたことがあり、自分もバンコクからシラチャの引っ越しで似たような経験をしたこともあり、元来ネガティブな私は当然のようにデポジット問題は心配していました。そこからネガティブは発展し、絶対モメる、まともに返って来るわけない、そう思うようになって勝手に落ちこんでしまっていた私は疲れていたのかもしれません。

しかし、そう考えてしまった理由もいくつかありました。それは部屋の各種の故障。まあ、長年住んでいれば当たり前の経年劣化。そして、それが引っ越しを決めた一つの要因でもあるのですが、トイレの故障には結構長い間悩まされていました。簡単に言うと、トイレの水を流すコックを下ろしても水が流れない、というものとなります。

これは貯水槽の蓋を開けてみると分かったのですが、コックと貯水槽の中の水を流す蓋がつながっています。つまりコックを下ろすと中でひもでつながっている貯水槽の蓋が開き、水が流れる仕組みになっています。このヒモが切れてしまっていました。シンプルな仕組みなので、初めは自分で新しくヒモを括り付けて直していました。

しかし、これがこの後しょっちゅう切れてしまいます。1年半ほどの間に5回くらいは切れていました。というか初めの1年は普通に使えていたので、実質は半年で5回切れていたことになります。約1か月に1回。これが面倒くさかった。あまりに切れるので途中からトイレの蓋をずっと開けっ放しにしていたものでした。