私は友人とマヨール広場で久しぶりの再会を果たすことができました。しかし、果たしたはいいものの、私は夜の22時にモロッコのカサブランカへ向かう予定。そのためホテルをチェックアウトして、荷物を担いでいる状態でした。すると友人が、それならその荷物俺たちの部屋に置いておきなよ、ということになりました。
正直ありがたい。さすがにこの後10時間この大バックパックをもって移動するのはきつい。ありがたくその提案を受け入れることにしました。そして荷物だけ友人たちの部屋に置かせてもらい、そのままデジャブのようにいつものBARへと向かいました。そこでひとしきりチェコのプラハで別れた後の経緯を酒を飲みながら話し合いました。
確か友人はプラハの後、ドイツに突撃したはずでした。話を聞くとどうやらドイツの有名著名都市名所遺跡をくまなく旅して廻ったようでした。そして軽く心地よい酔いの勢いに任せてマドリードにあるというマッサージ（という名の風俗）を探しに行くことになりました。ちなみに友人は私よりも英語ができます。というか英語+ポルトガル語もできるので、安心してお店探しにいそしむことにしました。
結果、ひっそりとたたずむ怪しい建物の中にあるマッサージ屋自体は見つかったものの、金額が高かった（あくまで当時バックパッカーにしては）ので、入店するのはあきらめることにしました。その店以外にもまだ店はありそうでしたが、この後モロッコに行かなくてはいけないため、大人しく部屋に戻ることにしました。
その後友人の部屋で一休みをさせてもらい、軽く皆で夕食を取った後、友人たちと別れることになりました。ちなみに友人たちはこの後、スペイン国内を回った後にポルトガルを目指すとのことでした。またヨーロッパのどこかで会えたら会いましょう。なんて言いながらバスターミナルまで見送ってもらいました。
南バスターナルに到着したのは、夜の21時30分頃。出発時間30分前。我ながら時間にきっちりしています。特に迷うこともなくカサブランカ行きのバスを発見することができました。スペインということもあり、出発時間は適当かと思いきや、何と時間ぴったりにバスが出発しました。
ちなみにスペインのマドリードからモロッコのカサブランカまでは直線距離で840㎞ほど。22時間の旅路。カサブランカ到着予定は明日の夜20時。こんなバス旅、今だったら絶対に選ばない選択肢です。若かったからこそできることでした。今だったらお尻が爆発しているかと思います。そんなわけで・・・とりあえず寝るか。寝て起きて地中海を超えたらアフリカ大陸に突入です。
