ヨーロッパ横断旅行記62 マラケシュで日本人に話しかけられる

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マラケシュにて念願のタジンを食べた後、一度部屋に戻り休憩した後、夜に再び外に出かけることにしました。話には聞いていましたが、夜のフエ広場はすごい盛り上がりをしていました。また喧騒とした雰囲気ですが、どこか幻想的な感じもして、目の前の光景が現実なのかどうか不思議な感覚に陥りました。

しかし、やはり周囲が賑やかであればあるほど、独り身のせつなさが骨身にしみます。祭りの灯りに引き寄せられるものの、その輪の中に入った瞬間に、居心地が悪くなり、外に出たくなるという。でも、結局そこから離れことはしたくなく、外からその輪を羨ましげに見つめ続ける・・・

これは一人旅の良し悪しなのですが、ちょっと寂しくなってしまいました。結局、賑やかなところに一人でいることに耐えきれなくなり、屋台で飯を食べた後、最後の抵抗とばかり少しだけぼーっとして時間を過ごし、23時頃に部屋にもどることにしました。

翌日。マラケシュ2日目。10時頃にお腹を好かせて起床。とりあえずお腹が空いて死にそうだったので、近くの食堂でハリラとパンとジュースを注文しました。6DH。その後メールをやった帰り道、絵葉書を購入して、宿に帰宅。宿の屋上で実家あての手紙を書いていると宿のモロッコ人スタッフの一人?がメルズーガの写真を持ってきて色々説明してくれました。

彼曰くなんでもモンタナ?とかいうところが最高の場所とのことでした。もっと詳しく話がしたいから今日の20時に友人の家で会おう、みたいな話になってしまいました。胡散臭くは感じましたが、まあ嫌なら帰ればいいわ、と思い適当に承諾することにしました。

その後16時ころに一度外出し、銀行に向かいトラベラーズチェック(懐かしい)を両替し、さきほど書いた手紙を出すとすることがなくなってしまいました。仕方がないので何をするでもなくフナ広場の前でぼーっとしていると突然東洋人の男性に話しかけられました。

エクスキューズミー・・・えーと・・・日本人ですか?

〉ですね笑

出会い頭こそ英語でエクスキューズミーでしたが、もう次の瞬間にはお互い日本人だと確信したようで日本語で会話していました。彼は見ると大きな荷物を抱えていました。どうやら今さっきマラケシュについたようでした。


E07 地球の歩き方 モロッコ 2017~2018