ヨーロッパ横断旅行記64 マラケシュのフナ広場で鬼ごっこ

Pocket

モロッコ人のサハラ砂漠ツアーの勧誘をなんとか切り上げて約束の場所へと急いで向かいました。21時を少し過ぎてしまいましたが、なんとかサレムと合流することができました。そして一緒にフナ広場の方へ色々と話しをしつつ向かいました。するとどうやら同い年らしく、そこからはお互いタメ口となり、気づけば旅の途中、異国の空の下、という気楽さもあってか、まるで旧友のような感じになっていました。

お互い特にグルメというわけでもなく、かつ貧乏旅行ということもあり、適当に屋台で食事を摂ることにしました。ちなみにこのサレム、名前がサレムとあるように日本語英語の他にアラビア語も多少話せるとのことでした。これはちょうどいいとサレムにすべての会話をしてもらうことにしました。

食事を済ませた後、広場内をブラブラしていると、地元の少女(多分10歳前後)にジュースをおごってくれ、みたいなことを突然言われました。笑いながら断ると何故か追いかけてきます。怒って追いかけてくるわけではなく、笑いながら追いかけてきます。なんなんだこれは?マラケシュで流行っているのか?と思いつつも、気づけば鬼ごっこのようになっていました。

逃げている間にサレムともはぐれてしまいましたが、最初に待ち合わせをした場所に戻ってみると同じことを考えていたのか、無事サレムと合流することができました。よく分からんけどなんだかんだでいい運動になったわ、とブラブラとマラケシュを散策しながら、サレムの泊まっているホテルに向かうとなんとそこでカサブランカからマラケシュのバスで一緒だった日本人の女の子二人組と再会しました。

どうやらサレムと同じホテルに泊まっているようでした。マラケシュ自体は大きい街ですが、外国人旅行者が行きそうなところは限られているため、どこかで会えるだろうなとは思っていましたが、まさかこんなところで会うとは思ってもいませんでした。しかも聞けば全員同じ年。これは意気投合します。

そんなわけで会話が盛り上がり、気づけば深夜の1時までずっとホテルのサロンで話し込んでいました。そしてマラケシュの後、皆で一緒にワルザザードへ行こうという話になりました。旅先で出会った男女4人でワルザザードへ行く、面白そうじゃないか。善は急げ、というわけで早速明日バスターミナルへ行ってワルザザード行きのチケットを買いに行くことにしました。


E07 地球の歩き方 モロッコ 2017~2018