ヨーロッパ横断旅行記67 マラケシュで篠原涼子似の綺麗なお姉さんに話しかけられる3

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マラケシュのホテルで突然声をかけてきた彼女はエッサウィラで殺人事件に遭遇していました。怖くなって即移動をしたものの、バスが遅れに遅れて、マラケシュに到着したのは薄暗くなってきた夕方でした。そのため当時日本人バックパッカーがほぼ全員持っていた“地球の歩き方モロッコ“に記載されているホテルに行けば誰か日本人がいるのではないかと思い、このホテルを選んだとのことでした。


そしてロビーで私と会ったから声をかけたと・・・つまりモロッコでの一人旅を満喫していたのは良かったのですが、恐ろしい体験を目の当たりにしてとにかく(誰でもいいから)日本人と喋りたかった、そういうことのようでした・・・まあそんなもんだよな、一目惚れとか、ドラマチックな出会いとか、そんな上手い話しないよなー。

そう内心落ち込み、傷つきながらも彼女の心中は察するので、もう大丈夫ですよ、大変でしたね、とか何とか言いつつ、飯でも食いに行きません?と誘いました。そう。私は今日の夜3人の友人と夕食に行く約束をしていました。ここだけの話ですが、もし上記の彼女となんかエロい展開になるようだったらブッチする気マンマンでした。

しかし、ここからどうやってもそんな展開にはなりそうもなかったので、それなら彼女を連れて夕食に参加しようと思いました。それにそれならば夕食の約束も守れるし、なにより大人数、しかも同じ(太ましいとは言え)女性もいれば怯えている彼女の気持ちも多少緩和されるのではないかと考えたからでした。すると彼女は目を輝かせて、私も行っていいんですか?と言うので、もちろん、と応えるとかなり喜んでいました。

その夜モロッコのマラケシュという街で、奇跡的に出会った初対面の5人が集まり、広場の前にあったこじゃれたレストランでディナーとなりました。皆、何かこういうのっていいよなーっとか言っていました。一つ残念だったのはそこのクスクスがまずかったことくらいでした。その後5人で話し込んだ後、夜のフナ広場をブラブラ歩き、気づけば深夜1時頃まで遊んでいました。

本当に楽しい時間でした。じゃあまた明日・・・と言いたいところですが、そんな楽しい時間も長くは続きません。全員が全員時間にもお金にも限りのある旅人。しかも目的地が全員違いました。女の子2人組はカサブランカへ。同じ年の男の子はビーチへ。そして私は、砂漠の方へと向かう予定です。

全員が綺麗に別々の方向を目指します。本当はこのまま全員で行動を共にしたい、でもそうすると誰かが我慢をすることになります。旅先での出会いの後は、別れが必ずあることはバックパッカーの常です。皆本心では一緒にいたいのを隠しながらも、分かれることになりました。


E07 地球の歩き方 モロッコ 2017~2018