ヨーロッパ横断旅行記73 エルフードでリアルスカーフェイスと遭遇

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エルフード2日目。私は朝早く起きていました。あまりの寝苦しさに寝ていられませんでした。おそらくほとんど寝れていません。宿のせいじゃないかもしれません。でも、もうこの宿嫌だと決定的に思ってしまいました。すかっとシャワーを浴びて、朝食を食べに外に出ることにしました。

適当に入ったレストランで朝食を食べていると、とあるお兄ちゃんに話しかけられました。そして何気なくメルズーガの話をしていると、25DHで行ってあげるとしつこく言われました。願ったりかなったりではありましたが、即断するほどバカではありません。ちょっと考えさせてととりあえず返事を保留することにしました。

レストランを出て、その近くにあった、ホテル・ラ・パルメ、というホテルを見つけたので、軽い気持ちで部屋の中を見せてもらうと、清潔な部屋、しかも専用シャワー付き、笑顔なスタッフ、そして宿賃は57DHとのことだったので、このホテルに移動することにきめました。

早速引っ越しをしようと思い宿に戻る途中、突然、日本語で話しかけられました。振り返っててみるとそこには一人の日本人のおじさんがいました。なんでもそのおじさんはホテル・メルズーガという名前のホテルに泊まっているとのことでした。そのおじさんから、このホテルいいからこっちにおいでよ、そう誘われました。


しかし・・・このおじさん首から喉、口、耳までやけど痕のある、めちゃめちゃ恐ろしい様相の人でした。見た目で人を判断してはいけないということは分かっています。しかし、顔面だけでなく、その雰囲気もなんか異様。

怒らせないように丁寧かつ慎重にお断りして、ホテル・サアーヌをチェックアウトして、ホテル・ラ・パルメへと移ることにしました。その後は、一旦部屋で休んだ後、昼食を食べに行き、また部屋に戻り、部屋で休み、そして夜に再び夕食のため外食をしました。

そこで偶然にも朝話しかけられた兄ちゃんと再会?(狭い町なので探されていたのかもしれませんが)して、再びメルズーガ行きの話になりました。どちらにしてもメルズーガには行くつもりだったので、何度も金額を確認して、はじめの話の通り25DHでメルズーガまで行くことに決まった。

明日の待ち合わせ場所と時間を確認して、客引きの兄ちゃんと別れそのままメールをやりに行きました。旅先で出会った友人数人に、明日サハラ砂漠へ向かいます、とだけメールを送りました・・・これも今から考えるとちょっと黒歴史かもしれません。正直こう言い残すことがかっこいいと思っていました。ごめんなさい。


E07 地球の歩き方 モロッコ 2017~2018