ヨーロッパ横断旅行記76 サハラ砂漠であまりにすることがなく人恋しくなる

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サハラ砂漠の宿に来てはじめての朝。この日は朝5時半くらいに起きました。なんと言ってもサハラ砂漠から上がる朝日を眺めるためでした。意気揚々と近くの砂丘まで向かうため宿の敷地を超えた瞬間、ハエの大群に襲われました。尚、このときカメラを落としてしまい壊れてしまいました涙

砂丘に上り、サハラ砂漠から上る美しい朝日をしばらく眺め、宿に戻ることにしました。もう特にすることもなくなってしまいました。仕方がないので、シャワーを浴びてもう一度寝ることにしました。昼過ぎに起きて、日焼け止めを塗り、外に出て絵葉書を書いていると宿の従業員?らしきお兄ちゃんに話しかけられました。

どうやら何か見せたいものがあるとのこと。暇だったのでついていくと奥から袋に包まれたものを出してきました。中を覗いてみると・・・デザートローズ(砂漠のバラ)でした。

砂漠のバラ(さばくのばら、Desert Rose または Sand Rose)とは、ある種の化合物が自然現象でバラのような形状の結晶に成長した石である。

引用:wiki

後々わかるのですが、デザートローズはモロッコではメジャー?な土産物なのですが、そのときは完全に前知識なしの完全な初見。おおう。。。その異様な形にわかりやすく心惹かれてしまいました。しかし、かといって言い値で購入するほどウブではありません。なんやかんや交渉した結果・・・一番形の良い?と思うものを一個50DHで購入することにしました。

正直、この金額が高いんだか、安いんだか分かりませんが、そこそこ満足した買い物でした。その後再び部屋に戻りました。分かってはいたことですが、とにかくすることがありません。しかし、外からは何やら騒がしい声が聞こえてきます。どうやら砂漠ツアーの団体のようでした。天の岩戸ではありませんが、その楽しげな声に思わずドアを開けて外を見たくなります。

当初の、サハラ砂漠にこもって自分の人生を見つめ直す笑、という目的はどこへやら、いきなり寂しくなってきてしまいました。もう早速明日にでも帰ろうかな・・・いや、わざわざサハラ砂漠に入って一泊で帰るなんてバカバカ。そう一人葛藤することになりました。

・・・一応、念のため、次にエルフードへ戻る車はいつ来るのかなー。そう思い、尋ねてみると・・・2日後とのことでした。最初の話では毎日あるって言っていたのに・・・まあ、いいか。とりあえず人生を見つめ直すなんてことはぽいっと捨てて2日後の車を予約することにしました。


E07 地球の歩き方 モロッコ 2017~2018