ドイツFKK体験記 ドイツのインターネット環境について 2018年10月フランクフルト

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ドイツでインターネットに接続する

今やインターネットは私達の生活に必要不可欠です。もはやインターネットに接続されていないと不安を感じる人のほうが多いのではないでしょうか。常時スマホを握りしめて移動する、それが当たり前な現代人。そんな人にとって海外旅行先での心配事は、旅行先でインターネットが使えるのかどうか。というわけで先日ドイツのフランクフルトに行ってきたので、現地のネット事情について記録しておきたいと思います。

まず街の人ですが、少なくとも日本や私が今住んでいるタイ人よりは、ドイツ人(もしくはドイツにいる人)はそこまでネットに、スマホに、支配されていない感じがします。日本でも、タイでも、道行く人ほぼ全員、右手か左手にスマホを握りしめています。これ、私なんかは、ポケットかカバンに入れておけよ、といつも不思議に思います。

また、レストランなどに行っても、目の前にいる相手、友達や恋人はそっちのけでスマホ片手にして、そちらに夢中になっている光景を目にします。本当不思議な光景です。スマホ先の相手を優先するのであれば、その相手を誘って行けばいいのに・・・しかし、その相手もまたスマホ片手にしているので、私なんかは意味不明です。

私が見た限りではドイツではそんな光景は少ないように感じました。ネットが普及していないのか?またドイツでは著作権?人権意識が高い?のかネットへの接続、書き込みが日本やタイに比べると制限されている、なんて話も聞きます。良いのか悪いのかよくわかりませんが、私なんかからすると健全だなーと思ってしまいます。

さて、そんなお国柄なドイツでのインターネットの使用方法ですが、まず思い浮かぶのは、ホテルやレストランのWIFIを使うという方法。これはとくに問題なく使用できます。しかし、当たり前の話ですが、その場から離れてしまえばネットは使えなくなります。

次に、現地でプリベイトSIMを購入するという方法があります。この方法は現在の海外旅行の主流?で、一番安価で確実にインターネットが使用できます。しかし、ドイツでこの方法は難しいようです。というのもプリベイトSIM自体はどこでも売っているようですが、それを有効にするにはかなり面倒くさい手続きが必要で、事実上短期旅行者は使えない制度になっているとのことです。

詳しくはこのページを参照して下さい。参考になります。つまりタイやフィリピン、その他の国のように持参した白ロムスマホに現地のプリベイトSIM(SIMの期限、速度、上限などの契約は別途必要)を差し込めば自動的に使えるというわけではないようです。

また、現地のフリーWIFIを使う、という手もあります。しかし、ドイツは日本と同じくらい、いやひょっとしたらそれ以上にフリーWIFIスポットが充実していません。ある限られた場所、空港、駅、観光スポットに(一応)WIFIスポットはありますが、そのほとんどはそもそも速度が遅く、かつ時間制限(30分~1時間)があり、接続しない時間をイライラして待ち終わる、という感じでまるで使い物になりません。

というわけで、結論としては、安定してドイツ旅行中にインターネットを使用したい場合、日本からレンタルWIFIを持参する、というのがベターな方法だと思われます。まあ、ホテルでネットが使えるだけでよい人には必要ないのかもしれません。

しかし、頼る人のいない他国の空の下で、常時ネットを使えるという安心感は、今や何事にも代えがたいものかと思います。もしもの時の保険、心の精神安定剤、という意味でも日本でレンタルWIFIを契約しても良いのかもしれません。