ヨーロッパ横断旅行記87 ポルトガルのサグレスで相次ぐ再会

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サグレス2日目。朝から天気が悪く雨が降っていたため、そのまま11時頃までベッドで寝て過ごしました。というか昨日は、スペインのセビーリャからの移動に加え、サンヴィセンテ岬までの往復20kmほど歩いた、ということもあり、へとへとになっていました。そのため部屋に帰ってきた後、倒れるようにベッドに潜り込み爆睡でした。

お昼頃、天気が回復してきたので、昼飯がてら散歩をしていると近くに要塞が見えました。要塞の中に入ってみると、そこには・・・セビーリャで別れたはずの鈴木さんがいました。いやいやいや。確かにサグレスは(一部の日本人にとっては)ヨーロッパの見どころの一つ。そんな深夜特急ルートとはいえ、ポンポン再会し過ぎだろう。全く地元じゃないんだから。

もはや再会のし過ぎで笑うしかない私達二人。感動も何もありません。鈴木さんはどうやら今朝サグレスに到着したようでした。鈴木さんと小一時間ほど話した後、今夜の夕食を一緒に取ることを約束して一旦別れることにしました。その後、私はスーパーに寄り、水や食料品を買い込みつつ、広場の方へ向かってみることにしました。

すると今度は・・・同じくセビーリャで別れた佐々木さんと再会しました。なんと彼も今日サグレスに到着したのことでした・・・いやいやいや。地元の名古屋でもこんなに友達と町中で会わないぞ。しかも、それがこんなポルトガルの田舎町で・・・

そんなことを思いながら広場で佐々木さんと話し込んでいると、そこに今度はさきほど別れたばかりの鈴木さんがやって来ました。もう驚くことにも慣れたので、さも当然といった感じで、大したリアクションもなしに3人で昼飯を食べに行くことになりました。そこで14時ころまでダラダラ過ごした後、3人で夕食をとることを約束して分かれることにしました。

どうやら二人はこの後、一緒にサンヴィセンテ岬に行くようでした。一応私は経験者なので、めちゃめちゃ遠いから気をつけて下さい、とアドバイスを送りました。すると、どうやらサンヴィセンテ岬までのレンタルサイクルがあるようでした。マジで。そういうことは早く教えてほしかった。昨日の私の苦労と恐怖は一体何だったんだ・・・いや、事前にチェックしなかった私がバカだっただけか。


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