ヨーロッパ横断旅行記89 ポルトガルのリスボンに到着

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サグレス3日目。今日は朝5時半ころ起床。シャワー、トイレ等身支度を整えて宿を出ようとするも、おばちゃんが出てこないので宿代の支払いができません。このまま盗人のように逃げるのは、今後サグレスを訪れる日本人旅行者に迷惑がかかると思い、部屋を何度もノックして無理やり叩き起こし、寝ぼけながら起きてきたおばちゃんに宿代を押し付けるように渡しました。

外はまだ暗く、バス停まで歩いて10分ほどでしたが星がとても綺麗でした。バス停に着くと、鈴木さんがいました。昨日の夕食時、ひょっとしたら俺も明日リスボン向かうかも?みたいなことを言っていたので、もう驚くことはありませんでした。そんなサグレスを時間どおりに出発したバスは、1時間ほどでラゴスへ到着しました。

そこで7時40分発のリスボン行きのバスに乗り換えました。結局リスボンには12時半ころに到着。ついでにバスターミナルにて、アムステルダム、パリ、マドリード行きのバスの時間を調べました。その後、まずはホテルを確保しようと思い、メトロに乗り“地球の歩き方 ヨーロッパ版”に載っているホテルを目指しました。

ダブルで5000ESC、と言われ散々迷いましたが、早朝からの移動で疲れており、面倒くさかったこともあり、その部屋に決めることにしました。部屋に荷物を放りこんで、とりあえず外に飯を食べに行くことにしました。外に出たついでにAUTORES社のバスの時間と料金も調べようと思い、探し回ったのですが、ひたすら迷い、もう諦めようとしたところでようやく見つけることができました。

金額を確認してみるとバスターミナルから出るバスよりも15ESC高いだけで完全に徒労に終わりました。その近くのレストランで二人で遅い昼飯をとった後、鈴木さんはちょっと約束があると言い残し、どこかへ行ってしまいました。私はその帰りにスーパーに寄り、買い物をしに行きました。

買い物の後、荷物を部屋に置いた後、ハガキを出しに行くことにしました・・・そう言えばこの当時、私は海外に出るとハガキばかり出していたような気がします。それこそ家族にも友人にも・・・多分、いや、きっと、かなり痛いことを書いていたのだと思います。恥ずかしいので捨てていて欲しい。そう切に願います。

ハガキを出した後、ネットをやるべくインターネットカフェを探すも見つからなかったので部屋に戻り、シャワーを浴びつつ洗濯をして部屋でボーッとしていると21時ころに鈴木さんが部屋に戻ってきました。そのまま二人で夕食を食べに出かけ、23時ころ部屋に戻りました。明日は大陸最西端ロカ岬へ行くつもりです。


深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン- (新潮文庫)