ドイツFKK体験記20 フランクフルト空港からフランクフルト中央駅の運賃は? 2018年10月フランクフルト

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このチケットが果たして正解なのかどうなのか逡巡していると後ろから日本語らしき声が聞こえてきます。振り返ってみるとそこには黄色い有名旅行ガイドブック、地球の歩き方、を持っている日本人が2人並んでいるのが見えました。これはチャンス。

そう思い話しかけてみることにしました。普段であれば人見知りの私にはそんなことできませんが、旅の恥はかきすて。このままチケットが買えなくては移動もできず、ホテルにも行けません。恥ずかしがっていても仕方がありません。

すいません・・・日本人の方ですか?

〉・・・はい。そうですけど・・・

フランクフルト中央駅まで行きたいんですけどチケットの買い方分かりますか?

〉はあ。

そうして日本人3人で再び券売機の画面の前に向かいました。そして先程同様操作しても出てくる表示は同じく24ユーロ。

こんな感じで24ユーロって出てくるんですよ・・・

〉・・・こんなもんじゃないですか?

マジですか?5ユーロくらいってネットで見たんですけど・・・

〉・・・ネット情報ですからねえ・・・

はあ・・・。

マジか。高い・・・よな、やっぱり。でもそんなものなのか?そういえば名古屋のセントレア空港から名古屋駅でも1200円(10ユーロくらい)するか・・・ドイツは物価が高いっていうからそんなものなのか?まあ、これが定価ならば仕方がありません。買うしかありません。

諦めて買おうとしましたが、今度はどうやってもお札が入りません。すると後ろの日本人2人から、あー、画面の表示によるとお札は使えなくてコインのみみたいですよ、と言われました。・・・マジか。24ユーロ分もコインなんて持ってねえよ。何でお札使えないんだよ。タイのBTSか!

結局、その場では買うのを諦めて後ろの日本人2人組に順番を譲ることにしました。チケットを買うより前に今持っているお札をコインに交換しないといけません。ドイツにまで来てタイのBTSを思い出すことになるとは思いませんでした。タイのBTSも使えるのは基本コインのみ(たまににお札が使える券売機があるけどいつも故障中)。

・・・アジアかよここは?経済の優等生、世界の先進国ドイツじゃないのか、ここは?しかもフランクフルトはドイツの経済の中心地って聞いてるぞ!東南アジアと同レベルかよ!?そう心の中で毒づきながらお札を交換してくれそうなところを探すことにしました。


さて、そんなドイツでのインターネットの使用方法ですが、まず思い浮かぶのは、ホテルやレストランのWIFIを使うという方法。これはとくに問題なく使用できます。しかし、当たり前の話ですが、その場から離れてしまえばインターネットは使えなくなります。

次に、現地でプリベイトSIMを購入するという方法があります。この方法は現在の海外旅行の主流?で、一番安価で確実にインターネットが使用できます。しかし、ドイツでこの方法は難しいようです。というのもプリベイトSIM自体はどこでも売っているようですが、それを有効にするにはかなり面倒くさい手続きが必要で、事実上短期旅行者は使えない制度になっているとのことです。

詳しくはこのページを参照して下さい。つまりタイやフィリピン、その他の国のように持参した白ロムスマホに現地のプリベイトSIM(SIMの期限、速度、上限などの契約は別途必要)を差し込めば自動的に使えるというわけではないようです。

また、現地のフリーWIFIを使う、という手もあります。しかし、ドイツは日本と同じくらい、いやひょっとしたらそれ以上にフリーWIFIスポットが充実していません。ある限られた場所、空港、駅、観光スポットに(一応)WIFIスポットはありますが、そのほとんどはそもそも速度が遅く、かつ時間制限(30分~1時間)があり、接続しない時間をイライラして待ち終わる、という感じでまるで使い物になりません。

というわけで、結論としては、安定してドイツ旅行中にインターネットを使用したい場合、日本からレンタルWIFIを持参する、というのがベターな方法と言えます。頼る人のいない他国の空の下で常時ネットを使える、という安心感はもはや保険、心の精神安定剤とも言えます。そういう意味でも日本でレンタルWIFIを契約しておくのをお勧めします。