ヨーロッパ横断旅行記90 ユーラシア大陸最西端のロカ岬に到着する

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リスボン2日目。今日は10時半ころ起きました。今日はユーラシア大陸最西端、ロカ岬、へ向かうつもりでした。しかし、起きると既に鈴木さんは部屋にいませんでした。まあ、あまり気にすることもなく部屋で簡単に食事をとり、外出することにしました。

昨日インターネットができなかったので、地球の歩き方 ヨーロッパ に記載されていた情報を頼りに、ポルトガルテレコムを目指しました。どうやらそこでネットができるとのことでした。何とかポルトガルテレコムを見つけましたが、2時間で700ESCも取られました。

その後、再びスーパーで買物をして16時前に部屋に戻ると鈴木さんから書き置きの手紙が置いてありました。手紙によると、リスボンにいるという知り合いと出かけるので一緒にロカ岬には行けない、とのことでした。仕方がないので一人でロカ岬を目指すことにしました。

まずはメトロのロシオ駅を目指し、そこからカイス・ド・ソドレ駅へ。列車を乗り継いでカスカイス駅まで40分くらい。そしてそこからさらに40分くらいかけてバスに乗り、ようやくロカ岬へ到着しました。しかし・・・想像していたよりはるかに人が多く、というか大型の観光バスが3台もとまっている始末でした。

ユーラシア大陸南西端のサンヴィセンテ岬が、何もない荒野、そしてぽつんとある岬と崖という雰囲気のある場所だったのに対して、ロカ岬は単なる観光地といった感じでした。ロカ岬まんじゅう、とか、ロカ岬キーボルダー、とか、ロカ岬タペストリー、そんなテンプレートなお土産が売っていそうな雰囲気でした。

・・・うーん、こういうのを求めていたわけじゃないんだよなー。もっと、こう風情が大事だろう。こういうところは・・・ああ、だから、深夜特急の沢木耕太郎はロカ岬じゃなくてサンヴィセンテ岬で旅の終わりを決意したのかな?そもそもなぜ旅の終わりをユーラシア大陸最西端ではなく大陸“南西端”で決意したのか疑問でした。

確かにこのロカ岬じゃ、旅の終わりを決意する、そんな場所にふさわしくありません。とてもじゃないけどそんな心情にはなれません。だって大型観光バスが鎮座して、大量の観光客が押し寄せてくるところです。やかましいわってなります・・・まあ、一応先端まで行って、記念に写真を撮りましたけども。ここでも優しそうなおばちゃんに声をかけて写真を撮ってもらいました。

ちなみにそんなロカ岬には、観光所みたいなところがあり、ここでお金を払うと、あなたは大陸最西端まで来ましたよ、的な証明書↑を発行してもらえます。・・・まあ思い出だしな。そう思い私もご多分に漏れず列に並び発行してもらいました。


A01 地球の歩き方 ヨーロッパ 2018〜2019 [ 地球の歩き方編集室 ]