ドイツFKK体験記23 飛び込みで格安ホテルをゲットする 2018年10月フランクフルト

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見知らぬ土地フランクフルトにて宿泊予約をしていたホテルからぶっちぎられた私。初めてきた国ドイツで宿無しになってしまいました。落胆していても仕方がないので目に止まったホテルに片っ端からアタックすることにしました。とりあえず目の前にあるホテルに飛び込んでみることにしました。

エクスキューズミー・・・以下日本語訳

〉はい。何でしょうか?

予約とかしてないんですけど、今晩泊まれますか?

〉少々お待ち下さい。えー、一泊150ユーロになります。

・・・(マジか)えー、ちょっと考えます。

・・・150ユーロて!高ぇえよ!ネットで予約していたところ一泊40ユーロだぞ!

ホテルを出たところで思わずそう呟いてしまいました。さすがにこれは計算外。とりあえず財布の中には現金で1200ユーロほど入っていましたが、これはフランクフルトでの食費や遊興費も込の予算。さすがにホテル代が3倍以上上がるのは想定外となります。まあ、最悪の場合は仕方がないか。そう思いつつ、次に目に止まったホテルに突撃してみることにしました。

先程のホテルよりもさらにグレードが落ちそうなホテル。簡素な受付に座るおじさんに再び部屋が空いているかどうか聞いてみると・・・地下のトイレ・シャワー共同の部屋なら空いているとのこと。この際トイレ・シャワー共同だろうがどうでもいい。肝心の部屋代はというと・・・50ユーロとのことでした。とりあえず部屋見せて、そう言うとポイッと鍵を渡してくれました。

地下に降りて部屋を開けてみてみると・・・そこにはシングルのベッドが2つと机と椅子。小さい洗面台があるだけの簡素な作りでした。ほほー。独居坊だ。ま、まあ、バックパッカー時代に泊まっていたゲストハウスに比べれば十分上等な部屋です。しかし、気になったのはベッドが2つあるということ。それが問題でした。軽く部屋を確認した後、再びフロントに戻りフロントのおじさんに確認してみることにしました。

どうでしたか?

〉あのー、部屋にベッドが2つあったんですけど、ひょっとたら二人部屋ですか?誰かもう一人入ってきますか?

いいえ。あの部屋はドミトリーではなく一人部屋になります。

〉なるほど。分かりました。もう一度確認させて下さい。部屋は私一人で使用。トイレ・シャワー共同。Free Wi-Fi。朝食込。バスタオル付き。それで部屋代は50ユーロ(+税金?一泊2ユーロかかり計52ユーロ)。これで間違いないですか?

はい。間違いありません。

・・・うーん、もうここでいいや。部屋代も当初の40ユーロと10ユーロしか変わらないし。色々なホテルを探すのも面倒くさい。とりあえず宿無し子にならなくて済んだわけだし・・・ということでこのホテルにとりあえず一泊することに決めました。


さて、そんなドイツでのインターネットの使用方法ですが、まず思い浮かぶのは、ホテルやレストランのWIFIを使うという方法。これはとくに問題なく使用できます。しかし、当たり前の話ですが、その場から離れてしまえばインターネットは使えなくなります。

次に、現地でプリベイトSIMを購入するという方法があります。この方法は現在の海外旅行の主流?で、一番安価で確実にインターネットが使用できます。しかし、ドイツでこの方法は難しいようです。というのもプリベイトSIM自体はどこでも売っているようですが、それを有効にするにはかなり面倒くさい手続きが必要で、事実上短期旅行者は使えない制度になっているとのことです。

詳しくはこのページを参照して下さい。つまりタイやフィリピン、その他の国のように持参した白ロムスマホに現地のプリベイトSIM(SIMの期限、速度、上限などの契約は別途必要)を差し込めば自動的に使えるというわけではないようです。

また、現地のフリーWIFIを使う、という手もあります。しかし、ドイツは日本と同じくらい、いやひょっとしたらそれ以上にフリーWIFIスポットが充実していません。ある限られた場所、空港、駅、観光スポットに(一応)WIFIスポットはありますが、そのほとんどはそもそも速度が遅く、かつ時間制限(30分~1時間)があり、接続しない時間をイライラして待ち終わる、という感じでまるで使い物になりません。

というわけで、結論としては、安定してドイツ旅行中にインターネットを使用したい場合、日本からレンタルWIFIを持参する、というのがベターな方法と言えます。頼る人のいない他国の空の下で常時ネットを使える、という安心感はもはや保険、心の精神安定剤とも言えます。そういう意味でも日本でレンタルWIFIを契約しておくのをお勧めします。