ポルトガルのリスボンを出発したバスがスペインのマドリードに到着したのは朝5時半ころでした。予定よりも30分ほど遅れて到着したことになります。外がまだ暗かったので、とりあえずバスターミナルの待合所みたいなところで明るくなるのを待つことにしました。それから3時間ほどしてようやくやっと外が明るくなってきました。
バスターミナルを出発して地下鉄でSOLまで向かい、もはや定宿になりつつあり、モロッコに行く前まで泊まっていたパロマへ向かいました。空き部屋の確認をするとちょうど都合よくシングルに空きがあったため、そこに決めました。およそ3週間ぶりのパロマです。しかし、まるで我が家のような居心地の良さ。
そんな懐かしの定宿に入ると日本人らしき男性がサロンのソファに座っていました。苗村さん23歳。3歳ほど年上ですが、まあ同世代です。というわけで早速仲良くなり、一緒に朝飯を食べに行くことになりました。行き先はもちろん前回マドリードにいた時にほぼ毎日通ったBAR。
そうしてもはや当たり前のようにいつもの店に入りました。そして3週間ぶりに会ういつもの店員のおっちゃん。何やらスペイン語で言われました。気のせいか、いや、あれは間違いなく、“最近顔見せなかったけど久しぶりだな”そう言っていたと思います。もはや常連のようになっていました。それにしても朝から飲むビールは最高でした。
そのBARで苗村さんと、朝から思わず熱い話で盛り上がってしまいました。結局、相手が年上ということもあり、おごってもらってしまいました。一旦、苗村さんとは別れ私はエル・コルへ行き、そこで土産物を物色することにしました。その後、インターネットカフェにて1時間ほど時間を潰し、部屋に戻ってシエスタをとりました。
17時ごろ起床。起きたついでに、今後の進路である、パリ、アムステルダム、ロンドン、行きのバスチケットの時間と金額を調べるために南バスターミナルへと向かうことにしました。時間が悪かったのか、日付が悪かったのか、ユーロラインのブースは空いていませんでした。それにしても若い時の私は行動的です。
隣の違うバス会社のブースは空いていたのでそちらで尋ねてみると、先日ポルトガルのリスボンで調べた値段よりも高かった。何でだよ。納得はできませんでしたが、一応、値段と時間を調べてホテルへと戻りました。ホテルへ戻ると、今朝と同様苗村さんがサロンのソファにぽつねんと座っているので夕食を食べに行くことにしました。
A01 地球の歩き方 ヨーロッパ 2018〜2019 [ 地球の歩き方編集室 ]