ヨーロッパ横断旅行記94 マドリードでの楽しみはマヨール広場での酒盛り

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さてスペインに戻ってきた初日。バスの時間と金額を調べてホテルへ戻ると苗村さんがサロンに所在なさげに座っていました。一緒に夕食でもどうですか?そう誘ってみると待ってましたといわんばかりに食いついてきました。そういえば、ホテルの近くに安い中華料理屋があるのでそこにいくことにしました。

海外の中華料理屋。中華料理屋は、世界中どこにでもあり、味も平均以上、量が多く、かつ大概安価、のところが多いため、かつてバックパッカーをしていたころは毎度毎度お世話になっていました。本当、韓国同様、中国という国はともかく、中華料理には罪はありません。

中華料理屋で出てきた料理は、まあ想定の範囲内、めちゃめちゃ美味いわけでもなく、かと言って、吐き気を催すわけでもなく、大きく可ではないが決して不可ではない、といったものでした。まあ、当時貧乏パッカーで、かつ、つい先日までモロッコにいた身からすれば大満足であったことは間違いありません。

そしてそのままマヨール広場へ向かいました。マヨール広場で胡坐をかいて酒を飲む。これももうマドリードでの定番というかお約束になっています。問題は、私は楽しいのですが、苗村さんがどう思っているか?ですが、その表情は・・・完全に楽しんでいます。良かった気の合う人で。

そんなマヨール広場での酒盛りを楽しんでいると突然日本人女性に話しかけられました。その女性、長瀬さん、はスペインを一人旅しているらしく、たまたま通りかかったマヨール広場で日本人(と思われる)二人組みが座って酒を飲んでいるのが見えて、話しかけてきたとのことでした。

仲間(特に女性)が増えるのは大賛成。ということで、このままどこか飲みに行きますか?という話になりました。そうして、もはやホテルの部屋と同じくらいの時間を過ごしているのではないかと思うくらい入り浸っている件のBARへと向かいました。私と苗村さんと長瀬さん。

男二人女一人、3人の酒盛りは大いに盛り上がりました。結局その後、BARを3軒はしごして、ホテルの部屋へ戻ったのは深夜2時ころになっていました。とりあえず明日は朝早く起きて、ロンドン用に革のコートを買いにラストロ(スペインの蚤の市)へ行くつもりです。


A01 地球の歩き方 ヨーロッパ 2018〜2019 [ 地球の歩き方編集室 ]