国にはそれぞれ、国に合ったイメージというものがあると思います。例えば、
イギリスは伝統の国
フランスは文化の国
イタリアは芸術の国
スペインは情熱の国
アメリカは自由の国
などなど。ちなみに今住んでいるここタイは微笑みの国と称されていたりします。このように端的に形容されて称されているものが、国のイメージとなり、分かり易いキャッチコピーになっています。それでは日本はどうなのか?どのようなイメージなのか?
日本は一般的には、黄金の国、または、日出ずる国、なんて言われていたりしますが、これでは分かりづらい。そう言われても全くイメージが湧かない。これはまずい。日本にもビシッとはまったイメージが必要だ。と言うことで個人的に、勝手に考えてみました。結果、私はいっそのこと、日本=面白い国、でいいのではないかと思います。ちょっと譲歩して、日本=可愛い国、でもいい。
面白い国、日本。
世界中にある面白いものは全て日本からやってくる。
世界中にある可愛いものは全て日本からやってくる。
そう思われる国になれればいいなあと。
そして、下記のように世界中の人から認知され、
”また日本が面白いことやっているぞ”
”また日本が可愛いもの作り出したぞ”
”こんなことやるのは日本に違いない”
”日本は本当にクールでクレイジーだ”
日本は特別だ。想像を遥かに超える、
そう思われる国であればいいと思います。
今日本は、2020年までに訪日観光客4000万人を目指しています。いっそのこと訪日外国人からは、世界で一番面白くて楽しい国に行く、そう思って来て欲しい。そして、
日本に来るのを楽しみに笑顔になり、
日本にいる間は、面白くて楽しくて笑顔になり、
日本から帰った後は、思い出し笑いで笑顔になり、
日本のことを考えている間はずっと笑顔になれる。
そんな面白可笑しい国になれば良いのになあと思います。
そのためには是非グローバリゼーションなんてしないでほしい。昔テレビで誰かが言っていました。ゴールデン番組は視聴率を気にしないといけない為、必然的に幅広い人たちに受け入れられるような内容になり、結果平凡な番組ができあがる。
逆に深夜番組なんかは、視聴率をあまり気にせず、特定の人たちに受け入れられればいい、そう思い作られるので、面白いと思ったことをある程度制約なしでできるため、結果面白い番組が出来上がる。しかし、その深夜番組もゴールデンに時間が上がると途端に面白くなくなる・・・
グローバリゼーションとは、このゴールデン番組に似ている気がします。逆にガラパゴス化は深夜番組に似ています。日本のアニメや漫画、ゲームは完全にガラパゴス化しています。海外の声やグローバリゼーションなんてくそくらえ。日本人が面白いと思っていることを作るからこそこそ面白い。そしてそれは今まで日本国内だけで面白がっていました。
しかし今やそれが海外にもバレてしまっただけのこと。何か日本が隠れて面白いことやってるぞ、と。俺たちの知らないところで、面白いもの作り出してるぞ、と。そしてそのほんの一部が漏れ出ただけで世界を騒然とさせています。それはまだ日本のもつ面白さの氷山の一角に過ぎないのに。それだけ日本のガラパゴス化されたコンテンツにはインパクトがあると思います。
戦国武将や三国志の英傑や戦艦を女の子化したっていい。日本中でゆるキャラが氾濫したって構わない。日本人が面白いと思うことを、可愛いとおもうことを思い切りやればいいと思う。日本のらしさをグローバリゼーションという名のもとで台無しにせずに、ぜひ今のまま、このままガラパゴス化で日本らしさを貫いてほしい。
タイに限らず海外に行くと分かります。小さい子供が着ている、身につけている服や持ち物には、日本のアニメや漫画やゲームのキャラクターが描かれています。それはディズニーのキャラクターを遥かに上回ります。まあそれが正規品かどうかは別として・・・
日本には、日本人には、これからもどうか安定の斜め上を行ってほしい。