偏向報道?日本下げ?イジメがあるのは日本だけという大嘘

Pocket

テレビでは連日のようにイジメについてのニュースが繰り返されています。クラス全体で、さらには教師まで加わるなど陰湿で凄惨なものまであります。さらに最悪なことに学校がイジメをもみ消すなどの問題もあります。これはきちんと対処して解決していかなければいけない問題だと思います。

イジメは日本だけ?

しかしそんな昨今テレビで度々、イジメは日本特有の特徴で、欧米でイジメなんて起きない、なんて大嘘が放送されていたりします。これはこれでまた大きな問題なのだと思います。

自称専門家や外国人タレント、帰国子女などがテレビでしたり顔で、イジメは日本特有のもの、などと語っていますがそんな訳はない。ただ単にテレビ的にそういった方がカメラに抜かれるから、そのためなら日本を売ってもいい、日本を下げてもいい、という浅ましい計算の元の発言だと思います。

もしくはたまたま自分が通っていた学校がそうだっただけです。そんなことを言わせれば私もイジメなんて学生時代見たことがありません。日本の一部の悪いところと海外の一部の良いところを一緒に並べて、だから日本はだめなんだおかしいんだ、と断じるその姿勢に違和感をおぼえます。

日本より遥かにひどい欧米諸国

何より日本より差別が激しい欧米がどの口で言っているんだと思います。そんな台詞、そんな嘘、そりゃジダンも思わず頭突きだってしますよ。昔でいえばロマやユダヤ人、現在進行形でいえばアジア人や黒人、最近でいえばイスラムの人、彼らの前で堂々と欧米にはイジメなんてないと言えるのかと。

移民にコイン投げつけて笑っている人がどの口で言っているのでしょうか。それともモスクに火をつけたりイスラム襲撃するのはイジメじゃないのでしょうか?それとも黄色人種への差別やいじめは、”欧米人のする綺麗な”差別やいじめなので、許されるのでしょうか?

臭い物に蓋をする

欧米にはイジメという言葉自体がないからなんて反論もあります。しかしそれは 人種差別 が日常茶飯事なことになっているからでしょう。イジメ行為に対して日本ほど繊細に、重大なこととして考えていないから、もしくはイジメと言われる行為があっても、それをイジメと言う言葉を使わず、ユーモアのある風刺的行動、くらいに軽く考えているだけです。

私から言わせてもらえば、欧米ではただ単にイジメを認めていないだけ、だから存在していないことになっている。自分達の国にはイジメなんてないと思い込んでいる、だからないことになっている。

学校の校長「この学校ではイジメなんて存在しない」

欧米人「この国ではイジメなんて存在しない」

欧米のイジメと認識してなければイジメなんてない理論と、イジメを隠蔽すればイジメなんてないとする学校と全く同じ構図です。

私の知り合いでもヨーロッパに行って様々な嫌がらせにあった友人がいます。それをイジメじゃない、そんな言葉がないからというのならそうなのかもしれません。ええ。ただの差別です。もしくは国がらみの嫌がらせ、暴力傷害となり、イジメよりももっと悪質です。

いじめは日本だけに限らない。

それでは欧米各国の学校でのイジメの実態はどうなのか?イギリスではイジメが原因で毎年推計15~25人の子供が自殺、アメリカでは毎日推計16万人の子供が登校を拒否して大きな社会問題になっています。フランスでは教育省の調査によれば生徒の10%(20万人)がいじめを経験しています。日本のように調和を重視しようが、海外のように個性を重視しようが、どっちにしても結局イジメは起きているのが事実です。

日本人の自分を省みる姿勢は大変良いところだと思います。しかし時にそれは行き過ぎることがあります。モノには限度というものがあります。事実は事実として受け止めて、しっかり反省して対処して、解決するべきだと思います。

しかし悪質過ぎる解釈や嘘、ねつ造に対しては、それは嘘、それは事実とは違う、日本人もそうはっきり言えるようにならなくてはいけないと思います。


海外で差別されたことありますか―はだかの“名誉白人”

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする