ヨーロッパ横断旅行記113 洋一郎さん宅に転がり込む

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重く沈んだ腰をようやく上げて私は一人ホステルを目指しました。佳江ちゃんの部屋を出たのは朝5時半ころ。行きと比べて帰りはかなり接続が良かった、ということもあり、朝7時にはホステルに到着しました。まあ、早く到着することは良いことなのですが、早く着きすぎました。チェックアウト時間までまだ3時間もあります・・・少し眠るか。そう思いベッドに横になりました。

よほど疲れていたのか、目覚ましの音が聞こえないくらい熟睡していました。目を覚まし、時計を確認すると9時56分。奇跡的な時間でした。大急ぎで散乱している荷物をバックパックに詰め込みました。そして10時を数分すぎてしまいましたが、無事チェックアウトしてデポジットとしてチェックイン時に払っていた10ポンドを受け取りました。

慌ててぐちゃぐちゃに詰め込んだ荷物をホステルのサロンで詰め直し、一路洋一郎さんのフラットを目指しました。昨日、というか今朝良典君からフラットの鍵を受け取っていました。もはやロンドンに来てから毎日のように通っている道を通りKILBURN駅に到着しました。

11時頃、無事洋一郎さんの家に到着。一応チャイムを鳴らしてみましたが、誰も出ないので借りていた鍵で部屋に入りました。部屋の中には誰もいませんでした。どうやら二人ともまだ佳枝ちゃんの家から帰ってきていない様子でした。勝手にシャワーを借りて、さっぱりして落ち着いたところで電話がかかってきました。

出て良いものかどうか分からなかったので無視していたのですが、鳴り止む様子がありません。鳴り続けるのも不思議に思い、受話器を取ってみると良典君からでした。一緒にマーケットに行こうとのお誘いでした。快諾し待ち合わせ時間は13時にしました。しかし、私が到着したのは13時30分。良典君が到着したのが13時50分でした。さらに最初は一緒にマーケットを歩いていたのですが途中ではぐれて別行動になってしまいました。

・・・まあ、別にいいか。そう思い一人で観光することにしました。そして、遅めの昼飯をいつもの中華街の店で、餡掛けチャーハン、を食べました。本当にロンドン滞在中は毎日食べていました。なんかヤバイ中毒性物質でも入っていたのではないかと思うほどめちゃめちゃはまりました。

その後、ロンドン観光の必見スポットのひとつでもあるタワーブリッジを見に行くことにしました。タワー・ブリッジとは、ロンドン塔のすぐ横にかかる跳開式の可動橋になります。運が良ければ橋が開くのが見えるそうですが、残念ながら見ることはできませんでした。


A03 地球の歩き方 ロンドン 2019~2020