海外移住日記第149話 海外で暮らすと日本のインフラがいかに優れているか分かる

Pocket

シラチャプレイスからタウンハウスに引っ越して、職場までは自転車通勤となりました。その距離片道およそ3km。しかし自転車の不調が頻発します。なんと半年の間で10回以上は自転車屋へ駆け込んでいる状態。私は、そんな状況の原因は、ひょっとしたら道路のせいではないのかと思い至りました。

そういえば、通勤途中道はガタガタ。自転車は常に振動して悲鳴を上げています。そして、道路のそこここにはまるでトラップのように、突然の落とし穴のように、穴が空いていたりします。地雷でも埋まっていたのか?日本だと役所に知らせれば、翌日には塞がれそうな穴ですが、ここタイではそうはいきません。ずっと放置されています。

あと、腹が立つのはおそらく大雨による洪水を防ぐためなのだとは思いますが、地域の住民が勝手に道路を改造していたりすることです。自分の家の前の道路や歩道にモルタルみたいなもので勝手に土のうのようなものを作っていたりします。これがまた歩行、自転車走行を妨害します。

しかも、それがまた、適当に作っているからか、それともモルタルがもろいからか、それらが崩れ、中には鋭利な刃物のようになっているため、自転車のタイヤを切り刻みます。それに加えて、年中暑いタイでは皆サンダルということもあり、ひどい時には、そんな歩行者の足を傷つけるわけです。

また道路自体に関しても、これも適当に道路を作っているのか、プレートとプレートがきっちりつながっていません。つまりプレートとプレートの間に隙間があいているわけです。その隙間がまた、自転車だと大きくはねて衝撃を与えるわけです。気を抜いている時にそんなくぼみに差し掛かると突然大きな衝撃が起こり自転車から転げ落ちそうになります。

シラチャ、いやタイの道路インフラ全体が、日本の田舎のあぜ道のようだと思ってもらえれば分かりやすいでしょうか。そんなことを通勤で毎日が自転車のタイヤがパンクする原因になっているのかもしれない。そう思い当たりました・・・しかし、当たったものの対処のしようがありません。

何度も言いますが、タイは日本のように交通インフラが整備されていません。それは公共交通機関という意味だけでなく、まさに道路そのものも・・・かつ、タイには基本的に裏道がありません。あっても本当にごく一部。これはバンコクでも同様です。そのため通勤ルートの変更ができません。そのトラップがそこらじゅうに仕掛けられた、落とし穴だらけの道をすすまなくてはいけません。この1年この道を使わなくてはいけないのか・・・