タイのパタヤでオカマ(レディーボーイ)と一夜を共にしかけた話2

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若い時分の私は、そんなオカマちゃんに対して、正直完全なる拒否反応を示していました。また、当時のオカマは言い方は変ですが、完全なるオカマ、ということもありました。いわゆる、見た目からして分かる完全なオカマでした。日出郎、みたいな・・・まあ、とは言いつつタイのオカマは日本のいわゆるオカマに比べると本当に綺麗なオカマが多いのは事実です。

それは、綺麗な女の人を見るとまず、オカマかな?と疑うレベルです。そんなタイのオカマ、確かに綺麗は綺麗ですが、完全にオカマの特徴がありました。それは、高身長、分かりやすい偽乳、韓流のような整形顔、ボディコンの服・・・それこそ0.1秒で、あいつオカマだ、と認識できたものです。

その反面、オカマ(ladyboy)に間違われる女性、本物の女性にも苦悩もあるようです。日本のSNSでは考えられないと思いますが、綺麗な女性のページの多くに、I’M NOT LADYBOY、と記載されていたりします。そして、もう二度と同じ質問をしないで!うんざりだわ!、と念さえ押しています。タイの美人にも苦悩はあるようです。

しかし、それが最近は変わりつつあります。もちろん上記のようなステレオタイプのオカマもいますが、もっとナチュラルな可愛い女の子然としたオカマが増えてきています。こうなるともう写真はもちろん、実際に合っただけでも区別はつきません。というか下手をすると声を聴いても分からないかもしれません。中にはハスキーな女性もいるくらいで・・・

佐藤かよ、椿姫彩菜、などを想像してもらえれば分かりやすいと思います。いやもっと、普通のアイドルのような容姿の娘も多くいます。こうなるともう目視での判別は不可となります。そして本物の女性よりも綺麗だったり、可愛いかったり(作りこんでいる分)するので厄介です。

・・・・と、まあ表題にある私がオカマに行きかけた、というのはタイにおける、そんなオカマ事情ということが前提にあります。そして当時の私は理由はともかく病んでいました。とにかく綺麗な相手、美人を求めていました。そして思い至ったのでした。例えそれがかりそめでも構わないのではないか・・・と。

今の時代整形なんて当たりまえ。韓国のように国家ぐるみで整形しているような国もあります。そして今は、国際的に、全世界的に、LGBTが跳梁跋扈・・・言葉が違うな、認知されている、そして認知されてくる時代。愛に国境などもはやないのと同様、性別の垣根も越えてくる時代がやってくるのではなかろうか?それならそんな時代の到来を先んじてもいいのでは、ないかと病んでいる私は思いいたりました。


Ladyboys: Inside the Secret World of Thailand’s Third Sex (English Edition)