蒙古襲来の真実~信用してはいけない日本の歴史教科書

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日本の歴史書は信用できない。日本の教科書はミスリードが多い。そう聞くと、このネトウヨが、なんていわれてしまうかもしれません。しかし、私たちがさも当たり前のように受けてきた歴史教科書。これ、本当に本当のことが書かれているのでしょうか?私たちは当然のように、教科書を見て、授業を聞いて、試験を受けて、きました。

そして、いつのまにか、これがまるで事実かのように思ってきました。しかし・・・よくよく考えてみると歴史教科書は、作った人がいるわけで、選定した人がいるわけで、編集した人がいるわけで、そこここにそんな人たちの主義主張や思惑、政治信条、個人的な好き嫌い、はたまたスポンサーや金主、政治的圧力、どこかへの忖度、等々が加わります。そして、そんなものに容易に振り回され、舵を切られることになります。

歴史は改ざんされている。“ワンピースのオハラ”、“やりすぎ都市伝説”の見過ぎだと思われるかもしれません。しかし、事実、“歴史とは真実ではなく、勝者の都合の良い真実が語られる”というのがまかり通っています。そんな我らの日本の歴史。ちょっと昔には、正しい歴史教科書、の選定で色々物議をかもしたこともありました。

ちなみに我らが学校で習う、日本の“歴史教科書の基本ライン”ができた頃の日本の歴史学会には、マルキシストという名の売国奴が跳梁跋扈していました。まるで魑魅魍魎。左翼的発言、売国的発言、日本卑下、をしておけば頭が良いと思っているアホばかりがのさばっていました。連中の思考では、秀吉の朝鮮出兵はおろか、白村江の戦いまで、無法な日本による大陸・半島侵略行為と取られていました。そして利用されたものの一つに元寇があります。

日本の歴史教科書を読むとまるで大陸からの正当な征伐だったかのような記載がされていたりします。どんな歴史書読んでも大概この論調。何より鳥肌が立つのは、なぜか元寇には”侵略”という言葉を(昔は絶対)見かけないことです(昨今変わりつつありますが)。異常ともいえる祖国愛?大陸半島愛?です笑。絵も編集して日本が負けていて、さも台風で助かったみたいになっているとか異常すぎます。

ちなみに元寇と聞くと、モンゴル軍(以下、元軍)が、都合2度にわたって日本を攻め寄せ、斬新な戦法で日本軍を大いに苦戦させるも「神風」(暴風雨)によって撤退。日本が奇跡的な形で国土を守り抜くことができた、と信じている方も多いかと思います。また、同じく通説として「元軍は集団戦を挑んできたので、日本軍の一騎討ち戦法は通用せず、大いに苦戦した」というものがあります。

しかし、こうした戦闘描写は、蒙古襲来から30年後に成立した宗教書『八幡愚童訓』(はちまんぐどうくん)によるものと言われています。そう。「元軍を撃退できたのは神の加護のおかげ」という結論に結び付けるための文献が、いつの間にか「定説」となってしまいました。

ですが、高麗や中国に伝わる歴史書を紐解いてみると、実際の戦況はかなり違ったようです。こうして長らく歴史の「事実」として語られてきた元寇の戦況は、多面的な研究の成果によって覆えされつつあります。


蒙古襲来の真実